”無難にコメなし” | 私が言っては遺憾会(中南勢音頭通信)

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中南勢地域における音頭・踊りの紹介をベースに
自由以上に思い切った発言を発信していくつもりのブログ

コメの高騰が収まりを見せないようでありますが、シンジローさんの登場で新しい局面になるのか否かの昨今なのですが、、、

これまでの流れを私なりに整理してみようと思うのですよ

 

昨年8―22にこんな記事を書いていた

去年はこの日までに二町すべての取入れを終わっていた

 

この記事で、私はあまりに順調な天候の年はコメの実入りが少ないというこの地方のいわれを紹介した

それはあまりに過剰なる日照は稲は(~に限らず)その子供(つまり米)への防御対策に多くの労力を費やすと考えた

具体的には鎧、あるいは帽子に当たるもみ殻や日焼け止めクリームに当たる糠の層を厚くするということ

これらはもみすり時や精米時にはがされ削りとられ白米になる

それらが厚いほど最終的に白米はより減ってしまうのであります

そのことを表現した謂れであります

去年の収穫時から自家保有米と付き合ってきましたが、、通常、玄米を白米に精米すると一割が減ります(搗き減りという)
10kgの玄米を精米すると白米9kgになるということです
それが去年の収穫米に関しては1.5~1.6割減るのです

例年に比べて5~6割糠が多く出るということです
もちろん、成育期間や収穫時期の違う地方では事情がことなりますが、、、、

 

今思い出してハタと思うのは・・・・・

この去年の私どもの収穫時において既に一俵二万円の予約値がついていたことなのですよ

数年前の相場の倍の値でした

 

つまり私の思うには・・・・農協を始めとする流通業者はこのことの意味を理解していた(すでに7月末から収穫時期を迎えていた地方もあるわけで・・・・)

今年のコメは減る・・・ことを知っていたのでしょう

 

そんな事情を知ってか知らずか・・・・「新米が流通するようになれば米価は安定する」という情報が流れたのか流したのか・・・・(すでに夏ごろから米価は上昇していた)

その後の経過はご覧の通り

 

今回のコメ騒動の小さくない要因と考えます