道のブログ

道のブログ

思いつくままに、思いついた事を書くブログ

影響を受けた人物
夏目漱石 岡潔 小林秀雄 宇沢弘文 ポアンカレ 木村敏 池上嘉彦



所謂、天才という人が生まれるには、何かしらの社会的な条件がある。


量子力学の黎明期に、ハイゼンベルク、シュレーディンガー、ボーア、アインシュタインのような天才が生まれたのにも社会的な条件があった。


その条件とは混沌、カオスである。


ところが、不思議なことにその混沌の真っ只中の現代日本にそのような天才というのが生まれていない。いるかも知れないが、兎も角も隠れてはいる。


これはどうしたものかと思うが、これは日本特有の社会的な事情があるのではないかと思う。


戦後の日本は平等と言う名の病にかかっているように僕は思っている。平等ではないからと、出る杭は打たれる。優秀な人もそれで表に出にくい社会的な条件が整っている。


それを取っ払う何かしらの触媒やエネルギーが必要なのだが、それが明確でないためにその山を越えずにいる。


けれど、株価にしても、その兆しというのは微かに見えだしている。このままいくと、その山を越え、優れた人も顔を出しやすい条件が整ってくるのではないかと思ってる。


けれど、明確な触媒やエネルギーが何であるか僕は今はわかっていない。後で時代を振り返ったときその目的物Xが見つかるのかもしれないが、混沌の最中ではそれは分からないのかもしれない。


にしても、生まれて一度も好景気を経験していない。デフレの中生まれ、デフレの中を今生きている。そろそろ抜けてもいい頃だとは思う。


※ボルツマンにしてももう少し遅く生まれていれば、先に上げた人のように、いやむしろそれ以上に業績を上げたのかもしれない。そういう意味で、時代というのは大きいものだと思う。