いきなり重い題名ですいません。
今日、そんなことを言われたんです。
経緯があって。
10年前に風邪で行った耳鼻科で甲状腺が腫れているので専門の病院に行ってと
言われて、行ったところ、甲状腺学会の副理事みたいな偉い先生にたまたま
見ていただき、エコーの画像を見て第一声に先生が言ったのが
「顔つきが悪いからガンだと思う」ということでした。
ガンには悪性の形と良性の形で違いがあるらしく、それを顔つきというらしい。
それこそ、冗談みたいだけど私は「がーーーーーーーーーーーーん」となりましたよね。
当然。
その日に細胞診を行って二週間後に結果を聞きにいきました。そりゃ、生きた心地がしなかったよ。
結果、良性ということで、これから1年ごとに経過観察にいらっしゃいと言われました。
超ほっとしたよね。
それから10年間毎年経過観察に通って。検査の日は毎年緊張マックスだったけど。
それでも3ミリから6ミリくらいの間を行ったり来たりであまり変わりなく。
(エコーの加減で1~2ミリの誤差があるから問題ないと言われてました)
どの先生も「変わりありませんね。では来年」みたいな感じで。
おととしなんて「もう、二年後でいいんじゃない?」と言われて。
超安心して。
そして今年。
それが今日。
今年の先生は(毎年先生が変わる)
若くて、もろ、コミュ障風の空気読めなさ系。
入るなり図を描いて「この右側に4ミリ×5ミリの…」と言い出して
「え?左じゃないんですか???ずっと左って言われているんですが」
「あ、図で見ると右です。」「じゃ、左ですよね?」「あ、画像で見るんで
右ですけど」
???の応酬。
そして
エコーの画像を見ながら「がんの形なので…」と説明が始まり。
「え?」
「聞いてません。良性ってずっと10年言われてますけど…」
「いや、がんのかたちなんでね」
「おととしの先生はもう2年後でいいよっておっしゃったんですけど」
「???
そうですか?」と電子カルテをカチャカチャ。
「でも、去年の先生は…えっと、2017年…あ、ここに○○って書いてあるでしょ。
これはがんの疑いって意味で…ンその前の年は…2016…と。この年は
石灰化って書いてあるな。その前は。。。何も書いてないな、
でも最初の年の細胞診は小さい細胞に針を刺すのでうまく採取できなかった
可能性があります。なので、今日なんだったらまた細胞診しても
…。」
私はもうパニック。
知りたくない怖い医学用語をしっかり過去のカルテまでさかのぼって見せられ
現実を受け止めきれない。
先生は全く意に介さず好き放題言い続け、
私が「先生動揺してるんですけど。受け止めきれない」と話すと
「あ、でも、甲状腺がんだからねーそんなに。。。」と
「何をそんなに怖がらなくても…」的な表情。
それから、甲状腺がんの説明と経過観察について説明を受けました。
こちらの病院では1センチ以内の甲状腺がんを微小乳頭がんと言って
経過観察をするのが定番らしい。
理由は、成人女性の2~3割に微小乳頭がんが実はあるらしく
気づかないままほかの病気などで なくなった後解剖して実はあったみたいに
見つかることが多々あるらしい。それくらい悪さをしないものだということ。
2000例くらいの微小乳頭がんを経過観察してきた結果
10年で3ミリ以上大きくなったのは8パーセント。転移していたのも数パーセントだったという。
ほとんどがそのままで一生を終えるということ。
それらを聞いたら、大丈夫なのかも。。。と思いながら
やはり良性と思っていたものががんかもしれないと言われるとショックはショック。
先生は細胞診を進めてたけど
それで明らかに悪性とわかってしまうと、この先ずっと不安で
大丈夫と言われても自分だけは例外の悪いタイプのものと思い込んだりしそうで
断ってきました。
どうせ悪性だとしても、大きくならないと手術はしないらしく一年に一度の
経過観察ならば、来年またくれば同じことだし。
というわけ。
暑くてしんどい苦しい一日でした。