『 ぎりぎりの本屋さん 』

まはら三桃
菅野雪虫
濱野京子
工藤純子
廣嶋玲子



児童文学作家5人による
競作リレー小説
です


なんて
不思議な本屋さん


でも


もしかしたら
本当にあるかもしれません



" ぎりぎりの状態 "


あまり目立たない
古い一軒家の本屋さんに
立ち寄ったら

ご用心!




引き戸をガラガラ開けて
そこに
青いエプロンの少年がいたら


「 ぎりぎりだったね 」



話しかけられちゃいます




すると
不思議な世界への扉が
開くかもしれません




きゃー

ちょっぴり怖い体験が
待っているかも!



小学校5年生の
" ぎりぎりっ子 " たち


引き寄せられるように
この本屋さんを
訪れます








 クラスの気の強い女の子達と
一緒にいることで
イジメる側に回ってしまい

後悔している


ぎりぎり菜菜子


( 「ひとつ多い"な"」  まらは三桃・作)






親戚のお葬式で
めんどくさい親戚との付き合い
どうにか攻略したい


ぎりぎり荒太

( 「ベストアンサー」 菅野雪虫・作 )





ちょつぴり鈍感でマイペース

いじめられていることに
気がつかない


毎号買っているマンガ雑誌
『 プチ・レディ 』
やっと見つけた


ぎりぎり菜子

( 「ラッキーな菜子」 濱野京子・作 )





憧れの
キラキラ女子グループと
仲良くなり

今まで仲良しだった友達との
関係が変わっていく

そんな自分に
しっくりこない


ぎりぎり葉月


( 「思い出のかみかくし」 工藤純子・作 )




354円しかないが

妹の誕生日プレゼントに
絵本を買ってあげたい

欲しい本は360円



足りない分を稼ぐため
本屋さんでバイトをすることに
なった


ぎりぎり健介

( 「魔本、妖本にご用心!」 廣嶋玲子・作 )









どの物語にも

" 不思議 "
たっぷり詰まっています


その本屋で
各々に合った本を
手にします


" 青いエプロンの少年 "

「 ぎりぎりだったね 」


優しく聞こえたり
不気味に聞こえたり


……




心の中を

見つめ直すことの出来る

そんな一冊に
出会える

不思議な本屋さんの
物語です


(*´꒳`*)


出会うべき一冊を手にした時
運命は
変わるのかもしれません