清水市の高台に実家のお墓があります.
6歳の時に交通事故で亡くなった兄、もう40年以上前に癌でなくなった父、10年ちょっと前に自宅で亡くなった母のお墓です。
姉も私も他家へ嫁いだのでこの実家の墓を継ぐ者がいません。
墓参りの後に姉から話がありました。
あと7年で姉が75歳になるまでに(姉妹2人が生きている間に)
墓じまいをしようと、
わかってはいたけれど、父が墓を建てたいと場所を決めてから50年も経っていない。
なんの為に墓地を求め、そして父亡き後に高額な墓を建てたのだろうか…
人の一生の短さ、儚さがこの歳になると身近に感じられる。
お墓もそうならば、家なんてさらに永遠の物ではない。
わかっていながら人はその為に一生を使い果たす人もいる。
人の価値観は時代とともに変わっていくものだろうけれど、
この数年(コロナのせいもあるのか)の変化には中々追い付いて行けない私である。
今までの
「こうあるべき」
「こうでなければいけない!」
そんな風に凝り固まっていた自分自身の価値観がたった数年でひっくり返った数年でもあったように思う。
実家の墓じまいを現実問題としていろいろ考える前に…
興津のたいやき屋さんでたいやきを買って帰った私です。
