
縦に長い部分に亡くなった夫の靴が入っていました。
家族が亡くなり、その遺品の整理については人それぞれで良いと思っています。
勢いで片付けてしまいたい時や、そのタイミングをはずし、何年もそのままにしてしまう(しておきたい)のも、人それぞれでしょう。
私は、段階的にしているようです。
下着なんかは一番先に片付けたと思います。
居ないのに…
着る人もいないのに…
そこにある事があまりに辛い気がして…
と、書きましたが実は感覚や気持ちが麻痺している状態だったと思います。
そんな時に何も考えずにわっーって、やったような気がします。
次に普段着なんかです。
2階部分(3DK)を息子達に明け渡したため、
(私は階下の和室に降りて来ました。
夫の物を片さなければ、私の物を収納出来ません。
衣装ケースに夫の物を詰め込んだのですが、まだそれをポイッと処分出来ずに外の倉庫に積んで置きました。
「天国で着る物がなくて困ってるよ」
と、同じように身内を亡くされた友人の言葉が免罪符となり、昨年それも片付けることが出来ました。
いつも気にいって着ていたシャッツ、孫がじいじに選んだポロシャツ、それらを見るとまた何かの感情に襲われそうになるのですが、
考えずに、いや、考えたかな🙄
これは妻である私の最後の仕事だよね。
子供達や他人の手を煩わせるわけにはいかない。
何回、このお気に入りのシャッツを洗ってあげただろうか…
晩年は仕事で忙しい私を頼らず自分でアイロンかけていたなぁ〜
最後のラインは、
「新しいアイロン台、買ったから」だった。
それなのに、私の返信は、
「(私が)居ない間に無駄遣いしないで!」だった。
次女のお産の手伝いで留守をしていました。
最後のラインがそんな事だったのが、少し悔やまれます。
夫は買い物が好きで勝手に買ってきては代金を請求するので…ちょっと冷たい妻でしたね。
下駄箱の夫の靴を何回片そうとしたか、わかりません。
扉を開けるたび、
そこだけ時間が止まっているのです。
開けては、
ため息をつきながら、
扉を閉めていました。
最近、ある事があり、(いや、ある事のため)、
夫の物を含め、自分の物も断捨離をしようと決心しました。
「ある事」は、また時期が来たらお話しします。
そんなわけで、下駄箱は整頓出来ました。
後は2階の住人から下駄箱の空いた空間を死守するだけです(笑)
さぁ、午後はキッチンの換気扇の掃除をしましょう💪
ガス台の五徳も午前中から洗剤に漬けてあります。