若い頃からアウトドアには興味があった。

若くして結婚、子育てをしてきた私の、やっと自由になった時間はこれからの老後をどのように過ごすか、夫婦でやっと同じ時間を過ごせるのか、過ごすのか…と思っていた矢先に夫が急逝した二年前から始まった。


最初の1年はどうして生活していたのか、良く覚えていない。次の1年はそれでも何かをしたくて、ジタバタしていた1年であった。


もとから、ブログは書いてはいなかったけど、読んではいた。


ジャンルは発達障害のお子さんの子育て、生活の様子を書いていらした方のブログ、

孫のひとりが重度の自閉症であったため、少しでも何か参考に出来ることはないかと、更新されるたび何処でも読ませて頂いた。


若い頃からキャンプや、野外でのバーベキューなんかに興味はあった。

しかし、亡くなった夫はバリバリのインドア人間…私のする事に反対や制限はしなかったけれど、


正直なところ、一緒に楽しみたかった。

はなから、趣味、性格の違う者同士の組み合わせだったのである。


晩年、夫は趣味のボウリングに私も行こうと誘って来た。


お互いの好きな事に邪魔はしないって決めていた私は無下にも断っていた。


晩年になって、やっと夫が歩み寄って来ようとしたのに、


私は自立したオンナを気取って、物わかりの良いフリをしていた。


そんな私はまたもや、夫に置いてきぼりにされた。


ブログは発達障害の子育ての方のブログから死別ブログへ、


自分の中のもやもやとした言葉に出来ない思いを代弁されているようだった。


こんな私も書いてもいいのか…

まぁ、読む人もいないだろうから…

ひとりごとみたいに書いてみよう!


初めて送信ボタンを押すときには少し勇気がいた。





あれから1年以上経ち、なんとブログ内で知りあった方々と親しくなった。


お会いして一緒にキャンプをして、飲み、語り明かすまでになった方々…


この歳で、こんなに年齢も幅のある友人が出来るとは思わなかった。






昨年、夫の普通車から軽四に乗り換え、初めて訪れた県内の端っこ、


今度はもう何回目かになるキャンプをしに来た。




浜名湖に沈む夕日は去年と同じ…

でも去年の自分とはどこか、違っているはず…



風の強いキャンプ⛺、テーブルを風よけにする。



帰りは今度の大河の主人公、徳川家康ゆかりの浜松城を見学してみた。




下道でトコトコ、ゆっくり4
時間以上かけて帰宅した。