いよいよ4月!新年度!


月曜日からついに異動先、新部署の幕開けとなるわけだが。


楽しみで仕方ない!

早く仕事に行きたい!

この新年度を待ち望んでた!


えぇ。

これらもちろん全て嘘です。

(エイプリルフールの正しくない使い方)


エイプリルフールだ!!!

何か楽しい嘘でもつこう!


そう思った結果自らを鼓舞するような虚しい嘘しかつけなかった自分に精神的な疲労を感じずにはいられない。


不安で仕方がなく、行くのが恐怖に近い。

どうしてやってきた新年度?

(嘘ではない圧倒的現実)


そんな不安と疲労に苛まれていた僕。

これを新年度に持ち込んではいけない。


嫌なことは引き継ぎ業務と共に2022年度に全て置いてくるのだ。


そう思った僕は気付くと年度末に午後半休を取っていた。



映画鑑賞で現実逃避をしよう。


僕が愛してやまない漫画家、浅野いにお。

浅野いにお原作の零落がこの度実写映画化。


これは観なくてはならない!と駆けつけた次第だ。


浅野いにお作品の真骨頂はその陰鬱さにある。

(全然現実逃避にならない)


どこまでいっても憂鬱で落ち込むし疲れる。

『そういえば人間なんてこんなもんだったなぁ』

を改めて確認できるのだ。


救いようがなくて、孤独で、自分勝手。

そんな人間らしい人間の内面を描くのが浅野いにおは本当に上手い。


その姿を見て自分も許されているような安心感、寄り添い感があるのが浅野いにお作品の素晴らしいところだと思う。


お察しの通りかなり体力を使う作品なので、それ相応の準備をして行かなくてはならない。



観るためのカロリー補給。


こちらゴールデン街に何とも趣ある佇まい。

すごい!煮干ラーメン 凪。


店内に入ると…



ん?魔境かな?

(階段が怖い)


上にいますよね?

ボスがね?

(バトル始まりそう)


そんなことはさておきここのラーメンは本当に美味い。



この見るからに煮干ですというルックス。


すごい!煮干ラーメンの文字に偽りなし。

あぁ!これはすごい!

そう思える。

(語彙)


スープのファーストインプレッションとして、思いっきり煮干がくるかと思いきやこれまた意外。


まず感じるのはスープを覆う油の香ばしさ。

動物系ではあるのだが、これは何だろうか。

サラサラとしていて香ばしい。


そこへドシッとした存在感を放つ煮干。

ベースの安定感が半端ではない。

煮干の旨みが濃い。


そこへ意外と煮干一辺倒ではない醤油のキレ。

醤油ラーメンとしてのクオリティがシンプルに高い。


全体の完成度として言えるのは、とんでもない中毒性があるということだ。


これは…合法なの…?

(やばい粉入ってそうなレベル)


味は濃いめなのに最後までスープを夢中で飲んでしまう煮干の引力

毎月来たいと思ってしまう煮干の引力。


もう病みつきである。


麺はワシワシ系の中太麺。

ガッツリ麺食べてる!という実感がある。


トッピングもまたいい。

チャーシューは柔らかくて基本に忠実。


通常の麺とは別にトッピングとしていったんも麺なる帯状のワンタンの皮のような麺が入っており、これがまた美味い!


頬張ると口いっぱいに小麦の風味が広がる。


そこへスープを飲むとより一層美味く、味わいが広がっていくのだ。


ネギが四角く大きめに切られているのも珍しい。

このシャキシャキ感と風味が口をリフレッシュしていつまでも煮干スープを美味しく食べさせる。


気付くと僕は完飲し店を出て映画館に戻っていた。



ちなみにマイナー作品なので大型劇場ではあまり上映していない。


少し遠征してテアトル新宿で鑑賞したのだが、その様子はまた別の記事にて。


映画鑑賞を終え大満足の僕が向かった先は…



歌舞伎町ど真ん中!テルマー湯。


一度来てみたかったサウナ施設。


伊豆から運んでいるという温泉に加え、広い炭酸泉、露天風呂など歌舞伎町のど真ん中であることを忘れるほどにリラックスできる施設。


この日もサウナを3セット繰り返し、バキバキにキマった僕だ。

(輪郭が空気に溶けていく感覚)


もはや現実逃避レベルではない。

ここは…楽園…?

(ととのいすぎた人)


終いには友人を呼び出しサウナ後の一杯をキメる始末。



ビールを飲むまでがサウナです!


ダンダダンの餃子はビールが加速してしまう。



良い具合の肉汁。


忙しかった年度末。

最後の最後に今年度の大清算をしてしまった。


これで…新年度頑張れそう…!

(ギリギリ嘘じゃない)


新生活の春!

皆さんも良いスタートダッシュになることを願ってやまない。