西日本限定販売となってしまい東京では買えなくなったスナック菓子カール。
サクサクした唯一無二の形状。
子どもの頃から慣れ親しんだあの味わい。
日本国民の父とも言える麦わら帽子のおじさん。
たまに食べたくなる懐かしのスナック菓子。
そんなカールを先日久しぶりに入手した。
久々の再会に思わず感動…!
現代社会で僕たちを取り巻く環境の変化は目まぐるしい。
ついていくだけでも精一杯のスピード感。
しかし我々は変化に対応できないものが淘汰されてきた歴史を知っている。
だからこそ現代社会の中で何とか自分をアップデートしてもがいているのだ。
そんな中。
『変わらない俺でいてやるよ』
と販売地域の縮小にも確固たる自分で在り続けるカール。
現代人はカールに失ってしまった何かを投影し、憧れているのかもしれない。
そんなカールとの久々の再会。
早速頬張るか?!
まずは再開のハグか?!
しかし袋を開いてこう思っている自分がいたのだ。
『これ直接触りたくないな…』
(変わったのは自分)
カールとの長い空白期間が自分を変えてしまった。
『みんな変わっていく…お前だけが変わっていないんだ…』
そんなどこかケミストリーの歌詞にでもありそうな気持ちでカールと向き合う僕。
それもそうであろう。
僕は潔癖症なのだ。
ポテチはもちろん箸で食べるし、極力手で何も触れたくない。
(手がついている意味)
手洗いの頻度も人と比べて明らかに多い。
常に人でも殺してきたのかという勢いで手を洗っている。
コロナ流行以前から僕の手は消毒液まみれだった。
(何と戦っているのか)
そんな僕がこのチーズフレーバーの粉を直接触れるわけがないのだ。
粉が付いた指がまず許せない。
その指についた粉を舐めたとして、その指も許せない。
スナック菓子食べるのにフィンガーボール必要じゃん…
(実物をあまり見たことがないもの)
しかし愛すべきカール。
これはストレスなく食べたい。
ということで新兵器を導入!
スナックトング!
こちら潔癖症界隈ではマストアイテムとなっているお菓子専用装備品。
装着するとこのような感じで。
シザーハンズじゃん。
僕は大切な君を抱きしめることもできない。
何故ならこの手は君を傷つけてしまうからだ。
しかしスナック菓子を食べることぐらいはできる。
めちゃめちゃ快適なんですけど…!
箸と同じかと思いきや。
操作が基本手の甲側で行われるため、装着していてもスマホ操作などは可能に!
箸は置いたり持ったりする煩わしさがあったのだがスナックトングには一切ない!
これは潔癖症マストアイテムではないか…!
想像以上の快適さにカールへ伸びる手も加速する。
これだよ…!
こうやって心行くまでお菓子が食べたかったんだよ…!
気付くと僕は恐ろしいカロリーを摂取していた。
(無我夢中だった)
これは導入してはいけない悪魔の発明だったのだろうか。
価格も手に入りやすいので、気になる方はぜひとも試してみてほしい。