2日間サウナにその身の全てを委ね、ただただ美味いものを食べて過ごす。
働きに働いてようやく定年を迎えた末に手に入れられるご褒美のような2日間を過ごしてしまった。
バランスを取るために30年分ぐらい一気に働きたい。
(労働中毒の禁断症状)
帰りのフライトは19時。
水炊きをいただき、お土産を買いに買って残り時間は約2時間。
諦めたらそこで試合終了ですよ…!
絶対に負けられない戦いがここにある。
福岡空港は本当によくできていると思う。
こちら竹乃屋さん。
福岡グルメを集約したまさにリトル福岡。
残り時間…その全てをかけて福岡を満喫しようではないか。
満腹中枢を麻痺させる魔法の串。
おかしいと思う。
これは無限に食べられるのだから。
福岡名物鳥皮ぐるぐる串。
串に巻かれた鳥皮は表面はパリッと中はモチッと。
タレがまた香ばしく無限に食べられるためもはや注文単位は十本単位である。
(築かれる鳥皮の山)
これをひたすらビールで流す。
吉田類も歓喜するに違いない。
(酒場放浪記)
帰りの飛行機というのは何ともモチベーションに欠ける。
楽しみ尽くしたあとの疲労感。
旅が終わってしまったという喪失感。
家までの道のりを考えた瞬間の徒労感。
帰り道に何も楽しいことなどない。
(言い方)
そんなツラい帰り道を酒で忘れさせる。
(加速する注文ペース)
帰り道になると行きは快適だったLCCの座席がどうして若干狭く見えるのだろうか。
『これが本来の…LCC…?』
帰り道という概念がLCCなのだ。
しかし気持ちよくほろ酔いになることで帰路での快眠を狙う。
眠ってしまえばこちらもの。
もはや立派なファーストクラスである。
(気付いたら成田空港)
そんなこんなでギリギリまで九州を満喫したサウナ旅。
一泊二日の極上体験。
一体来年はどんな旅をすればいいのだろうか。
築き上げられてしまった超えられない壁。
御船山楽園ホテル、らかんの湯。
あまりに良すぎて浸ってしまう。
しかし恒例行事がある人生は幸せだ。
目指すべきセーブポイントのような友人との旅。
人生というハードなRPGゲームにたまに現れるセーブポイント。
長時間の連続プレイに小休止は必要だ。
また1年、たっぷりと疲労を溜めて友人との旅に臨もうではないか。