らかんの湯で圧巻のサウナ体験。
からの極上のサウナ飯をいただいた我々。
しかし御船山楽園ホテルはこれでは終わらない。
ホテル名にもなっている『御船山楽園』
何とホテルには趣深い庭園が隣接しているではないか。
今回、御船山楽園では紅葉まつりが開催されており、一般客も入れて賑わっていた。
夜にはライトアップ営業もされており、宿泊客は無料で楽しむことができる。
そして楽園の名に恥じぬこの景色である。
どんな言葉も安っぽくなるブロガー殺しの圧倒的景観…!
映像作品のような非日常感。
広がる池の水面に映り込む紅葉。
これがエモいの正しい使い方か…!
綺麗すぎる。
もはやCG超えである。
実世界にこんな綺麗な風景があったとは。
この世も捨てたものではない。
そしてこの御船山楽園には宿泊者に向けて22時頃からオープンするバーがある。
それがここ。
茶屋BARだ。
何というホスピタリティ。
ホテルのレストランをバータイム営業するという選択肢もあっただろうに。
御船山楽園を使用し、このエモすぎる景色を前にオープンするという心意気。
唯一無二である。
ライトアップされた紅葉を眺めながらお酒を嗜むバータイム。
季節のフルーツカクテルを梨で。
季節を五感で楽しんでいる。
静けさと風景があまりに贅沢な時間。
これは男三人で過ごしていい内容ではない。
(ムーディーが過ぎる)
一人旅でも贅沢な寛ぎが得られるかもしれない。
カップル、夫婦には言わずもがな素敵な二人の思い出になることだろう。
男三人は違う。
各々が心の中で『どうして隣にいるのがお前らなんだ』と思ったことだろう。
(20年来の絆)
しかしスタッフさんのおもてなしも素晴らしく、心地良い夜が更けていく。
締めくくりはホットカクテルで。
冬になると飲みたくなるホットバタードラム。
目の前でレーズンバターを入れ、仕上げをしてくれる。
こちら茶屋BAR。
景色にあぐらをかくことなく、お酒のクオリティも本気のそれである。
温かいカクテルに身も心もほぐされながら。
ふと横を見てみると、友人は熱燗を片手に寛いでいた。
文豪タイムスリップしてきた?!
僕
『こいつ良い小説書きそうだなー』
友人
『恥の多い生涯を送ってきてそうだなー(太宰)』
文系の夜は更けていく。
男三人のバータイム。
御船山楽園の紅葉は忘れられない思い出になりそうだ。