前回人生初のLCCを使用し福岡空港に降り立った我々。

 

今回はサウナに全振りの行程なため、観光は一切ない。


そんなモチベーションで九州までやってくる奴などいるのだろうか。


レンタカーを手配し佐賀県へと取り急ぎ車を走らせる。

 

1時間ほどのドライブを経て到着。

今回の旅の舞台、御船山楽園ホテルへ!


 

落ち着いたトーンとホテルのロゴが洗練されつつも可愛い。

 

何を隠そうこのホテル。



チームラボが演出を手掛ける伝統と革新のハイブリットなのだ。

 

廃墟と遺跡『淋汗茶の湯』

 

チームラボが手掛けるホテル…

どのような空間が広がっているのだろうか。

 

先ほどの暖簾をくぐると扉があいた瞬間にこの光景である。



いきなりチームラボ!

 

初手からチームラボが炸裂している。


おびただしい量の間接照明ともはや道すら判別不可能なミラーとくればそれはもうチームラボに他ならない。

 

ロビーから畳みかけてくるではないか。

 

もうカウンターがどこか分からない。

(お洒落は我慢)

 

すると懐中電灯を手にスタッフの方がお出迎えをしてくれる。

 

必要事項の記入等を済ませていくのだが如何せん暗い。

チームラボの作品のためには仕方のないことである。

(ロビーとは)

 

そんな芸術と機能性の狭間でウェルカムドリンクなどもいただく。



幻想的な時間が止まらない。

 

体験として新鮮で面白い。

 

ウェルカムドリンクにはいろいろな種類のお茶が。

僕は水出し山椒緑茶を選択。

 

山椒の爽やかな香りが吹き抜けるよう。

チームラボの作品を愛でながら一息つく贅沢な時間。

 

部屋で浴衣に着替えた後はしばし他の展示エリア見学も楽しんでいく。

 

廃墟を舞台にした展示作品の数々。



以前使用されていた大浴場跡地。

 

過去と現代。

ホテルを支えてきたであろう大浴場跡地に咲くプロジェクションマッピングの花々。

 

何だろうこの不思議なわびさびは。

 

オブジェもチームラボにかかればここまで幻想的に。



地面から突き出してくる光の柱たち。

 

廃墟にも朽ちることのない意志、未来への熱意めいたものを感じる。

 

そして最後はこんな展示を。



えっ、この先にラスボスいますよね…?

(普通に怖い)

 

お得意のミラーで奥行きを演出しているのかな?

と思いきや普通に奥まで道が続いていて進むのが躊躇われる。

(ほぼホーンテッドマンション)

 

奥まで進むと浮遊感のある映像投影が。



燃え盛る炎が一つ。

 

こればかりは友人一同困惑。

『どういうテーマこれ?!』

怨恨とか地縛霊とかそういうものなの?!

(芸術的センスの欠落)

 

何やら残り続ける意志みたいなテーマらしくあながち間違いではなかった。

(物騒なものではない)

 

チームラボの展示が24時間楽しめるのも御船山楽園ホテルの魅力の一つである。

 

止まると死ぬ回遊魚系男子なので早朝にも鑑賞に足を運んでみたところ全ての照明が消えていた。

正直めちゃめちゃ怖かった。

(もはやただの廃墟)

 

これもある意味ただの廃墟を一回見せておくことで現代への思いを馳せるという二面性を持った展示の一つなのだろうか。

(省エネ)

 

チームラボの煌びやかな世界だけでなく、普通に怖い廃墟探索も楽しめる『廃墟と遺跡』

 

宿泊者を全く飽きさせることがない。

新鮮で思い出に残る体験を楽しむことができる。

 

芸術を楽しんだあとは今回の旅の最大の目的。

サウナシュラン3年連続1位の殿堂入りサウナ。


お待ちかね『らかんの湯』を楽しんでいこうではないか。

 

先に言ってしまうがここを超えるサウナは恐らく生涯ない。

 

それほどに凄まじいサウナ体験をすることになるのであった。