昨日3回目のワクチン接種をしてきた。

元々は2月に予定していたのだが、普通にコロナに罹った僕。


訓練どころではない。

突然の実戦である。

(幸い軽症状で完治)


そんな本番を挟んでの3回目接種なので今までの副反応に怯えていた僕とは違う。


本物(陽性)を知る男(白血球)


もはやワクチンごとき偽物に戸惑う白血球ではない。


高みの見物でワクチン接種。

そして朝起きてみると。


うん。

何か体調悪いわ。

(ネタにしにくいリアルなやつ)


これで盛大に熱でも出れば丁寧な前フリが活きたのだろう。


しかし熱は全くない。

さすが本物を知る白血球は違う。


毎度のことながら打った腕の激痛と若干の頭痛。

そして何か目眩がするというかフラフラする。


その程度である。

(地味に不快なやつ)


何もできない程ではないけど可能であれば何もしたくない。

僕の一番嫌いな状況だ。

(止まると死ぬ回遊魚系男子)


しかし無駄に体力を消耗しても仕方がないので大人しくゲームに興じるなどする。



一狩りいこうぜ!


言わずと知れた人気作モンスターハンター。

僕も流行は一通りおさえるタイプなのでハンターの端くれだ。


すでにラスボスは倒しているのだが、それで終わらないのがモンハンの奥深さである。


やり込み要素というやつだ。


ラスボスを倒してもそれより強いモンスター、過酷な状況が配信されたりする。

(ラスボスとは)


それに立ち向かうためにはより強い装備を揃え、腕前を磨く必要がある。


装備は強いモンスターを倒し、そのモンスターから剥ぎ取る牙や皮などの素材を集めて作っていくのだが、それが鬼門なのだ。



僕が今作りたい装備。

『冥淵纏鎧イレウーラ』


もう読み方すら分からない。

何となく禍々しいのは伝わるのだが。


要するにすごく強い服だ。

(偏差値3)


これを作るためには

『奈落の龍神玉』

というドラゴンボールのようなものが必要になるわけだが。

(7つもいらない)


ここで問題が発生している。


何回この素材を持つモンスターと戦っても全然出てこない。

(白目)



こちら奈落の龍神玉の持ち主ガイアデルムさん。

既に10匹という乱獲を見せている。


1匹倒すのに20分程かかるガイアデルムさん。

実に200分を費やし未だ一つも出ないドラゴンボール。


どうして?!

何でなの?!



何回こんな恐ろしい奴と戦わないといけないの?!

(飽き)


奈落の龍神玉という素材は本当にこのゲームに存在するのか。

まずそこから調べた。


どうやら存在はするらしいのだが。



ドロップ確率は最大で3%らしい。

(手に入れさせる気がない)


もはや何匹倒したら玉が手に入るのかわかったものではない。


こちとら10匹も倒すと既に作業感は凄まじい。

敵の動きパターンにも慣れ、YouTubeを見ながら狩り始める始末。


ながら作業である。


こうなるともうゲームを楽しんでいない。

仕事に近い。

退屈な単純作業。


しかも200分かけて手応え無しである。


どうして僕は休みの日にこんなことをしているのだろう。


副反応でボーッとする頭で考えてもその答えは浮かんでこない。


全てコロナのせいだ。

コロナが悪いんだ。


休みの日に外に出られないのも。

体調が思わしくないのも。

奈落の龍神玉が出ないのも。


全てコロナが悪い。


滅せよ!!!

(渾身の恨み)


というかガイアデルムさんが何をしたというのか。


王国を滅ぼす悪魔だったかもしれない。

討伐対象になってしまった害獣だったかもしれない。


しかし今やガイアデルムさんは静かに暮らしていても玉を持っているかもしれないがあまりその命を狙われてしまうのである。


『強い装備が作りたい』


そんな人間の欲求のために既に10匹ものガイアデルムさんの命が犠牲となった。

(しかも玉は持っていない)


これでは象牙欲しさに象を乱獲してきた人間の歴史と何も変わらないではないか!


そんなことを思ってしまうのもひとえに副反応のせいである。

(全部コロナのせい)


ガイアデルムさん。


持っているかも分からないような玉で命を狙われるぐらいなら自ら差し出しなさい。


1つでいいのです。

ほら、その玉をよこしなさい。

(武器を構えながら)


終わりの見えない素材集め。

今日も僕は荒れた大地で笛を吹く。



これキャラデザめっちゃ可愛くないですか?

(自信作)


狩猟笛使いの僕。


日頃はご一緒するハンターの皆さんが快適に攻撃に専念できるよう。

音色を奏で、メンバーをサポートする日々。

(攻撃力UP、スタミナ回復、斬れ味回復)


仕事でも縁の下の力持ち的な部署にいるわけだが、ゲームぐらいガンガン攻めるようなギャップがあってもいいと思う。


しかしこれが僕という人間なのだ。


周りを活かして充実感を得る。

果たして自分はゲームを楽しめているのだろうか。

(ガイアデルムさんを狩りながら)