以前書いたあまりに貧弱なテレワーク環境。



テレワークの比率が増えるこの状況下で、もはやこれは仕事環境ではない。

 

冷えた床に座って7時間半の実働をこなす。

これが32歳の仕事の仕方なのだろうか。

 

上京したて、一人暮らしを始めたばかりの大学生が課題をやるというのであれば理解できる。


段ボールを机にしてガランとした部屋の中。

これもまた青春の1ページなのかもしれない。

 

出来たばかりの彼女なんかもいるのかもしれない。

 

『コーヒー淹れるね!』

 

ペアで買ったマグカップ。

まだまだ新品のそれは始まったばかりの新生活を実感させる。

 

『終わったら私にも課題教えてよー!』

 

そんな風に笑う彼女を夕日が照らす。

狭くてガランとした寂しい部屋。

しかしそこにはたしかな幸せが満たされていた。

 

一方現実はどうだろう。

(行き過ぎた現実逃避)

 

ここはそんな青春の1ページではなく圧倒的マイホームである。

35年ローンの城に二児のパパ、32歳の中堅社員が冷えた地べたで圧倒的事務処理を感情オフでこなしている。

 

これは刑罰か何かだろうか。

 

【懲戒】

『めがねの会社員』

を独房での事務作業に処す

なのだろうか。

(こんな仕打ちって…)

 

テレワークが始まるのがあまりに唐突過ぎたことが環境整備を遅らせた。


『お前明日からテレワークな』


お前の席もうねぇから!的な勢いで始まったテレワーク。

 

しかしそんな急襲に屈する私ではない。

実行力とそのスピード感が真骨頂の私だ。

 

見せてやろう!

一家の主。

大学生とは違う。

大人の力というやつを!

(妻へ購入相談済)



ぱっと見のお値段以上感が卓越している…!

 

ふーん、オフィスじゃん。

総額約3万7千円で完成したワークスペース。

 

ニトリとドンキホーテにはこの世の全てがあることを証明してしまった。

 

【ニトリ購入品】

・デスク(1万円)

・チェア(1万5千円)

・モニター台(2000円)

・チェアマット(4000円)

 

【ドンキホーテ購入品】

・無線キーボード(3000円)

・電源タップ(1500円)

・HDMIケーブル(1500円)

 

【自宅物置で発見したもの】

・使っていないテレビ

 

3万7千円でこれだけのものが揃い、刑罰から保釈されるのであれば立派なものである。

 

今回物置で使っていないテレビを発見したことが最も大きい収穫だった。



ふーん、サブモニター化可能じゃん。

 

普段デスクトップPCで仕事をしていると、コンパクトなノートPCで仕事をすることが苦痛になる。

 

圧倒的な文字の小ささ。

画面の見辛さ。

テンキーが無いことによる数値入力のしづらさ。

 

特に業績関連業務の比重が大きいこの部署でこれは致命的である。


数字の羅列を眺めているだけで目がチカチカする。

資料を作る際に大量の数値を入力するのにそれがやりづらい。

 

それらの不満を一気に解消してくれたのが偶然見つけたテレビだ。

 

HDMIケーブルで接続すればノートPCの画面を映し出すことができる。

これで視覚的にはデスクトップPCさながらの環境を整備することができた。

 

となればあとは入力面も整備したい。

ということで、無線キーボードを購入しその不満も解消!

 

こうして出来上がったのがこの絶妙な配置なのだ。



ノートPCをひっそりと起動し隅に追いやることで、あたかもデスクトップPCで仕事をしているかのような環境を実現。

 

しかし画面もキーボードも全てはノートPCに繋がっているのだ。

隅にあるノートPCが本体となっているのだ。

 

炭次郎

『何?!首を切っても消滅しないだと?!』

 

上弦の鬼

『残念だったわね…本体は別なのよ!』

 

これじゃん。

お兄ちゃんと妹、両方を同時に倒さないといけないやつじゃん。

圧倒的作画の遊郭編じゃん。

(戦闘シーンの作画が異常)

 

まぁこれはノートPCを破壊すればすべてが終わるんですけどね。

(何の話)

 

しかしニトリとドンキホーテは素晴らしい。



ビフォーアフターが天と地の差。

(文字通り)

 

これで仕事も捗るというものだ。

本日もテレワーク。

環境を享受しつつ仕事に勤しみたいと思う。