最近仕事の疲れが全然抜けない。
疲れで体が重い。
疲労がみっちりと詰まっているのを感じる。
こんな時どうするか。
溜め込んだ疲労は強制的に流してしまえばいい。
終業後サウナへ駆け込む。
疲れた大人の駆け込み寺。
それがサウナだ。
サウナは良い。
つまらないことは全て汗となって流れ出る。
①サウナで心を燃やす。
②水風呂でクールダウン。
③椅子でリラックス。
この一連の動作で人は
『整う』
という境地に達することができる。
それがどんな感覚なのかは後半で紹介するとしよう。
今回訪れたのは
横浜天然温泉『SPA EAS』
いざサウナハット着用!
うーんフィンランド!
このスッポリ感がいい。
これを被ってサウナを楽しむ。
今回も例によってアウフグースを予約している。
アウフグースとは。
サウナの中で熱々のサウナストーンに水をかけ蒸気を立ち上らせるロウリュ。
今回はアロマオイルの香りもプラスされて室内が爽やかな香りに。
その熱々の蒸気を熱波としてサウナ室中に行き渡らせるのが熱波師さんであり、タオルなどを用いて一人一人に熱波を浴びせかけてくれる素晴らしいサービスがアウフグースだ。
もはやサウナはアウフグース無しには語ることが出来ない。
ただでさえ熱いあの空間でタオルを振りまわし一人一人に熱波を浴びせかけてくれる熱波師さんには頭が上がらない。
そうして浴びる灼熱の風は疲労の全てを焦がし尽くすようで大変に気持ちがいい…!
アウフグースは熱波師さんへの期待の拍手で始まり、労いの拍手で終わる。
サウナ室が拍手で包まれる優しい世界。
そんなグルーヴ感もアウフグースの魅力なのかもしれない。
こうして全身が燃えるような熱い状態で入る水風呂はもはや風呂と呼んでいい代物ではない。
地球。
今僕は地球に抱かれている。
生命の源である水。
その水に包まれている。
地球に抱かれているような心地よさ。
サウナの醍醐味は水風呂にあるのだ。
最初は冷たさに『ヒッ!』となるかもしれない。
しかしそのままじっと座っていてほしい。
すると身体の熱が水との間に温かい羽衣を形成し始めるのだ。
これをサウナー達は天使の羽衣と呼ぶ。
クールダウンをしているのに身体の芯はポカポカしている。
水風呂の神秘である。
そして吐く息が冷たくならないうちに水風呂をあとにする。
次に目指すはベンチだ。
ここでじっくり目を瞑って休憩をする。
するとついに訪れるのがサウナトランス。
これこそが
『整う』
という感覚に他ならない。
自分の輪郭が曖昧になっていく。
空気中に自分が溶け込んでいく浮遊感。
サ道で言うところの曼荼羅がクルクルと回っている状態である。
自分はその空間の何処にでもいて同時にどこにも存在しない。
(哲学)
しばらく休憩していると身体中にじんわりと血液が巡っていくのが分かる。
ポカポカと身体が温かい。
疲れが全て流れ出たんだと悟る。
『整ったぁぁぁ』
こんな体験が合法でいいのだろうか。
完全にキマっている。
その証拠にサウナで整うと人はこんな顔になる。
目がヤバい。
(マジのやつ)
輪郭が曖昧なのでもはや自己を認識できていない目である。
彼は彼であって彼ではない。
ストレスの全てを失うと人は抜け殻になるのかもしれない。
完全に生と死の狭間である。
気持ち良すぎた。
サウナハットもすごく快適だった。
推せる。
サウナで整う仕事終わり。
このストレス社会で戦うあなたにはぜひともオススメしたい。
お供にはサウナハットも推していきたい。
広がれフィンランド文化。