3日間の旅もいよいよグランドフィナーレ。

 

仙台でランチを楽しみ帰路につくことに。

仙台と言えばもうこれしかあるまい。

 

牛タン。

 

一択。

旅行者にとって仙台に牛タン以外の選択肢はない。

牛タンを食べた後にずんだ茶寮でずんだシェイクを飲む。

仙台はこれが模範解答であり絶対にして唯一の答えである。

 

1+1は2であることと同じぐらい絶対にして唯一無二。

簡単。

誰でも分かる。

仙台では牛タンというのはそのレベルだ。

 

たまに仙台と言えばマーボー焼きそばだ!

みたいな個性をはき違えた輩もいる。

 

1+1は3とかいうタイプだ。

1+1を2だと思い込んではいけませんなどと言い始めるタイプだ。

他と違うことだけが正義!

という個性のはき違えが見えもしないもう一つの1を生み出す典型例だ。

 

学校に居場所がないという悩みに対して僕が愛してやまないブルーハーツの甲本ヒロトが言っていた。

 

趣味も違うのに友達になれる訳ないじゃん。

山手線に乗ってて

『はい、この車両全員仲良く友達ね』

って言われても

『いや、偶然今一緒に乗ってるだけなんですけど』

って。

友達じゃねぇよ。

 

ただ、友達じゃないけどさ、喧嘩せず自分が降りる駅まで平和に乗ってられなきゃダメじゃない?

その訓練じゃないか、学校は。

友達でもない仲良しでもない好きでもない連中と喧嘩しないで平穏に暮らす練習をするのが学校じゃないか。

だからいいよ、友達なんかいなくても。

 

こういうことが言えるからブルーハーツは好き。

(記事のテーマを豪快にジャック)

 

ブルーハーツの曲は優しいよね。

『人にやさしく』

『僕の右手』

『青空』

この3曲がマイベストなので歌詞に励まされてほしい。

 

話を戻そう。

個性をはき違えてはいけない。

平和に暮らす訓練だと思って仙台に行ったら牛タンを食べてほしい。

(異論なし)

 

この旅最後のランチは大好きな作品『孤独のグルメ』で目をつけていたこちらのお店だ。


牛タン 萃萃。

 

井之頭五郎が東北スペシャルで足を運んだこちらのお店。

 

頭の中では既にBGMが流れ始めている。

ゴロ~♪ゴロ~♪

ゴロ~♪ゴロ~♪

い・の・が・し・ら

フゥ~♪

 

口笛など吹きながらお店の前に立つ。

 

ほーいいじゃないか。

こういうのでいいんだよ。こういうので。

 

そして1.5人前の牛タン定食が運ばれてくる。


この画像だけで米食える。

 

香りがすごい。

香ばしさに頭がくらくらする。

 

焦るんじゃない。

俺は腹が減っているだけなんだ。

 

ゆっくりと牛タンに箸を伸ばす。


ここの牛タンとんでもない…!

 

見た通り少しレア感を残すジューシーな仕上がり。

牛タンがこれでもかという程にプリプリプルプルである。

それでいてサクッと嚙み切れてしまう歯触りに驚く。

 

ぐにょぐにょした牛タンというのはたまに出くわすが、このプリプリ感の中でこれ程のサクッとした歯切れの良さを出してくるのはすごい。

 

そしてテールスープも美味い。

これはおまけ程度のテールスープとは一線を画している。

 

肉がゴロっとしていて、ほぐれるように柔らかい。

きめの細かい肉繊維が口の中で解けていく。

 

満足感のあるテールスープ。

そしていつまでも食べるのが楽しい牛タン。

 

夢中で1.5人前を平らげた僕。

 

うおォン、俺はまるで人間火力発電所だ。

このあと車で爆睡をキメるという布石でもあったのだが、そこは真面目に運転した。

 

これにて2泊3日の旅は幕を閉じた。

 

牛タンセットをはじめとして、妻への献上品はスーパーの大袋3袋分にもなろうかという大名級であったが喜んでくれて何よりだった。

これで来年も快く送り出してくれることに期待したい。

 

20年来の友人とのリフレッシュ旅。

また1年、それぞれのステージで頑張って再び集結したい。

 

東北旅、ここに完結!