グルメに秘湯。
1日目は福島県を満喫した我々。
2泊3日の2日目。
これがまだあと2日もあると思うと朝からテンションがおかしい。
(平日という背徳感がスパイス)
2日目は宮城県にある日本秘湯を守る会登録のお宿がゴール地点となる。
その前に大自然を満喫しながら向かおうではないか。
午前中は磐梯吾妻スカイラインで日本とは思えない景色を楽しんでいく。
否が応でも期待を膨らませてしまうドライブの始まり。
入口で既に絶景である。
標高の土台が違う。
2日目は初日の温泉で既に解き放たれているのでスタート時から表情も明るい。
もう既にストレスが無い。
人はリフレッシュするとこうも表情を明るくすることが出来る。
東京にはこういう表情の人はいない。
皆一様に軽く下を向いて自らの視線を悟られないよう殺伐として生きているからだ。
(朝のJR界隈のホームなどは特に)
既に心身ともに疲労など皆無。
これでは2日目の温泉にありがたみが見出せないではないか。
疲れなくては…!
心身ともに疲れなくては…!
誰かクソ忙しいタイミングでクソほどの役にも立たない不動産投資の営業電話でもかけてはくれないだろうか。
(即無限保留で放置)
心の部分は諦めよう。
気の置けない仲間との旅でこの部分を疲れさせることは難しい。
しかし身の部分で疲れさせることは可能だ。
2日目の温泉に価値を見出すためにも積極的に運転し、無駄に歩き回り、疲労を溜めていきたい所存である。
磐梯吾妻スカイラインを進んでいくと有料駐車場にたどり着く。
ここは絶対に停めることを推奨したい。
ここからが磐梯吾妻スカイラインの本気だ。
青空すぎて写真の合成感がすごい。
刮目せよこの散策道を。
もう癒されちゃうもの。
癒されるスピードが疲労のスピードを上回っている。
もうこれ以上俺を癒さないでくれ…!
カミチーのHPはもう100よ!
(限界突破)
このままでは不老不死になってしまうので身体的疲労を積極的に促していく。
とりあえず標高1707メートルを登っていく。
多少のペースアップは意識し、疲労を生む作業に没頭する。
足も気持ち高く上げるようにして筋肉を追い込む。
これはこれで気持ちいい。
癒される。
(トレーニー的発想)
そして小富士火口に到着。
開けていてすごく気持ちいい…!
ここからは火口の周りを攻める。
お鉢巡りの開始だ。
登っている人が米粒のよう。
写真だと距離感と縮尺がバグっているので分かり辛いが、これかなりの登り斜面である。
滑るわ登るわでなかなか下半身を追い込んでくる。
この上なく気持ちいい。
(病気)
しかし改めてみると火口の迫力が凄まじい。
高低差は約70メートル。
マイルドに見えるが近場で見ると命のやり取り感がすごい。
そして完全に雲の上に立つお鉢巡りの最高到達点が雄大でかっこいい。
今から世界救いに行く奴のそれじゃん。
絶対にここからドラゴンに乗るじゃん。
ドラゴンの背から地上に向けて剣技出すじゃん。
地上の敵を一刀両断するじゃん。
約一時間のお鉢巡り。
良い運動にもなりつつ、絶景に心が洗われる体験であった。
そしてこのあとのドライブが凄まじい。
これが磐梯吾妻スカイラインの本気だ。
もはや日本のそれではない。
スイスとかカナダとかそういう世界観。
ヨーデルとか聞きながら運転したい。
ここについては自ら志願し運転を譲ってもらった。
圧巻の景色の中で気持ちのいいドライブ。
迫りくる山々。
こんな体験が日本で出来るなんて。
素晴らしいドライブを楽しみつつ。
我々は次の絶景へ向かう。
次回は大自然の神秘をお届けしようと思う。