タイトルがすでにアウトな気もするが今回はダイエット記事だ。

(微塵も感じさせない)

 

このブログの初回でも紹介はしたのだが、過去の私はもはや脂肪の暴力。

『痩せないとなー!』

と言いながらピザポテトを頬張る言動の不一致。

それはまさに訓練されたエリートデブだ。

 

しかし心機一転、ダイエットの神が舞い降りた私。

食事のコントロールやジムでのトレーニングを経て減量に成功。

1年間で18キロもの脂肪を落とし今に至る。

(5歳児一人分というショッキングな脂肪量)

 

ダイエットは食事をメインに行った。

食事で落ちたのが約15キロ。

残りの3キロはトレーニングで落とした。

体は全て食べるものに忠実に出来ていることを実感させられる。

 

栄養素や吸収の仕組みについてもこの時期ひたすらに勉強した。

カロリーコントロールの手法、PFCのバランス、吸収に効果的な食べ方。

ダイエットはやみくもにするものではない。

ダイエットは脳で行うものだから、知識をつけてよく考えて行うのが一番の近道なのだ。

 

そして今はすっかりトレーニングにハマってしまった私。

筋肉を増やしたい。

筋肉で体重を増やしたい。

 

以前の自分からは想像も出来ない方向性に

『何を目指してるの?!』

と聞かれることも少なくない。

 

しかし一つ勘違いしないでいただきたいことがある。

私は何かを目指しているわけではなく、目指される存在であるということだ。

(自己肯定感が病気のそれ)

 

そんなわけで自分のことを好きでいられるように日常に支障が出ない範囲でストイックでありたいと思っている。

自己肯定感が高い人生は非常に幸せだ。

 

そんな私だが最近悩みがある。

それは腹回りである。

定期的なトレーニングの甲斐もあり腹直筋と腹斜筋はいい感じになっている。

しかし下腹にやや肉がついているのだ。

 

意識し始めるとこれがとんでもなくだらしないものに見えてくる。

『あれ?自分はまだまだデブなのではないか?』

そんな自己肯定感の低下を鏡を見るたびに感じてしまう自分。

 

これではいけない。

下腹の肉を落とすことで今まで鍛えてきた腹直筋と腹斜筋が見栄えよくまとまるのだ。

かっこいい腹は最高のオシャレ。

周囲の30代にマウントをとれること必至である。

(人間的な器が小さい)

 

自己肯定感を取り戻す戦いを始めよう。

ストイックに何かに打ち込むことが自己肯定感を高めることを知っている私。

リストカットをして自己承認欲求を満たす構造とほとんど同じである←

筋肉を傷つけて筋肉痛を快楽として生きていることを実感する。

リストカットと違うのは心身ともに確実に強くなって蘇る点である。

 

手首を切るより筋繊維を切ってみてはいかがだろうか。

痛みいう点では血こそ出ないが気絶寸前に辛いし筋肉痛で数日間は持続する。

(スクワットというお手軽な地獄)

 

何より

『大丈夫?何目指してるの?』

と心配もしてもらえる。

承認欲求も満たされるというものだ。

 

参考文献

テストステロンさん

『筋トレが最強のソリューションである』

 

自己肯定感を高めるためにトレーニングを見直すことにした。

負荷のかけ方、種目見直し、頻度見直し。

 

ジムに行かない日にも自宅で体幹トレーニングを取り入れるようにした。

プランク13種目というもはや刑罰級の苦しみが最高に幸せな毎日だ。

口から臓器が出てきそうな圧倒的な苦しみが生きていることを実感させる。

(すごく楽しい)

 

加えてストレッチの意味合いが強いヨガの種目も取り入れた。

これはまだまだ探り探りだが、姿勢を意識してしなやかな体を作りたい。

しかしこれもまた体が硬い私にとってはとんでもない苦痛を与えてくる。

背中からすべての骨が体を突き破ってきそうな苦しみが生きていることを実感させる。

(すごく楽しい)

 

ここまでくると私が苦痛を味わっていないと生を実感できないのではないかという疑問すら浮かんでくる。

しかし人生というものは苦しいものなのだから、苦しさを味わうことで生を実感するということは当たり前のことだ。

むしろ平和な時間というのはどこか退屈で怠けているような気がしてならない。

苦しみは自己肯定感を高める。

苦しみに人生の意味を見出して幸せに生きていこうと思う。

(混乱)

 

しかしここまでのトレーニングの見直しはおまけにすぎない。

体作りというのはその大部分が食事なのだから。

その日に食べたもの。

その日に飲んだもの。

それらが如実に表れる人体の神秘。

 

食べるものを変えていくことが体を変えていくことに他ならない。

 

現在の私の1日の食事がこれだ。

朝食

オイコス

プロテイン

アーモンドミルク

 

昼食

お弁当

(米+おかず)

 

間食

チョコやグミなど

 

夕食

サラダ

汁物

メイン一品

(米は食べない)

 

これで大体2000kcalほどで体重キープといったところだ。

PFCも脂質がやや多いものの許容範囲だ。

 

しかし、腹回りの肉を落とすにあたっては課題がある。

 

カロリーの課題

2000kcalから1700kcal程度に落とす必要がある。

 

栄養素の課題

脂質を落とす必要がある。

 

間食の課題

糖分を落とす必要がある。

 

この3つの課題に対して昼食と間食で見直しを行うこととした。

今回課題の全てを解決するのがそう!

 


オートミールだ…!

 

昼食の米をオートミールに置き換える。

 

オートミール?

何それ鳥の餌じゃん。

お前鳩じゃん。


そう思っていた時期が私にもあった。

しかし食べてみると意外や意外。

オートミールは素朴で何とも落ち着く味わいなのだ。

 

しかもオートミールは調理も非常に簡単。

米を炊くよりも断然ラクチンなのである。

 

会社のランチタイムでも実践できるよう今回はオートミールの運用方法について紹介しよう。

 

まずは100円均一で大さじの計量スプーンを購入。



ジップ付きのオートミールの袋にぶち込んでおく。

この大袋をデスク引き出しに入れておけばいつでもオートミールを楽しむことができる。

 

そして家から持参した空のタッパーにオートミールを30g。

先ほどの大さじで5杯分ぶち込むだけだ。

 


そこへ熱湯を適当に入れる。

オートミールが浸るぐらいでいい。

 


蓋をして10分程度放置。

この間にスープを飲んだりおかずを食べたりする。

レンジ調理は不要で、放置するだけで完成する。

 


何とふっくらしたオートミールだろう。

右端で存在感を放っているのはゆかりふりかけだ。

 


塩で食べるのも素朴で美味しいのだが、オートミールにゆかりは非常に合う。

穀物っぽさをしその風味が爽やかに演出してくれる。

味がほぼお粥なのでふりかけと合うのもオートミールの魅力だ。

 

この切り替えによりまずカロリーを減らすことができる。

水分をスポンジのように吸収するそれは30gもあれば満腹である。

 

そして脂質は減らないのだが、血糖値のコントロールが脂質に影響する。

白米を食べると糖の影響により血糖値が急上昇する。

血糖値スパイク。

朝食で糖質をほとんど摂らないため、この白米が私の血糖値を急上昇させる。

するとインスリンが大量に分泌されて早い話、脂肪を蓄えやすい体になってしまうのだ。

 

一方でオートミールは低GI食品。

血糖値の上昇が緩やかな炭水化物なのだ。

そのため、インスリンの分泌も抑えられ、脂肪を蓄えやすい状況の回避につながるのだ。


食物繊維も非常に豊富なのが嬉しい。

 

ブロッコリーと鶏胸肉を食べ続けることが最短の運用ではある。

しかしそれでは家族で同じ食事を摂るライフスタイルを壊すことになってしまう。

家庭に支障が出ない範囲で最善を尽くす。

その上でこのオートミールの運用こそが手軽かつ効果が大きいのではないだろうか。

 

副産物的な効果として、白米を食べていた頃は午後が眠くて仕方がなかった。

眠いというよりはむしろ気絶寸前に近い。

これも血糖値の急激な上昇がもたらすものなのだ。

 

しかしオートミールに切り替えてからは眠さがほとんどない。

午後のパフォーマンスが向上するのも副産物的な効果として嬉しい。

 

そして最後に間食を見直す。

今までは適当なチョコやグミで無駄に糖分を摂取してしまっていた。

それをメリハリをつけた運用に切り替えるのである。

 


カカオ72%(1粒)とブラックコーヒー。

チョコレート効果で糖分を抑えつつもポリフェノールの力で脂肪燃焼を促す。

ブラックコーヒーのカフェイン効果で代謝を向上させる。

 

ブラックコーヒーもダイエットにとても効果的な飲み物なので適量で摂取していきたい。

 

朝食と夕食は今までと変わらない。

これでトータル1700kcalから1800kcalといったところだ。

続けることで減量ができるカロリー設定。

これはYAZIOアプリとアップルウォッチで常に測定している。

 

ジムに行く日はここへおにぎりやバナナなどの炭水化物を入れる。

カロリー収支と栄養素の内容についての見直しであった。

 

日本人の主食が白米と言われて脳に刻まれているかもしれない。

しかしそれが幻なのだという認識はダイエットに必要だと思う。

栄養素の摂り方について知識を深めていくと分かることがたくさんある。

その中でも最も重要な認識が米とパンとラーメンはご褒美であるという認識である。

私も大好きな米、パン、ラーメン。

これらはタバコと同じ嗜好品なのだ。

酒と同じで毎日体に入れるべきものではないのだ。

 

私自身、パンは1か月に1回食べるか食べないかという頻度である。

下手するとパンは数か月に1回だ。

ラーメンに至っては年に数回しか食べないと思う。

食べるにしてもお店で。

カップラーメンは食べない。

どちらともすごく好きなのだ。

だから食べるときは自分へのご褒美に噛みしめて食べる。

パンもラーメンもそんな嗜好品であるという認識は大切だと思う。

しかし食べたときの美味さは鳥肌もので異次元の美味しさを味わうことができる。

最大の調味料は我慢なのだ。

 

『パンってこんなに美味いの?!』

『ラーメンってこんなに美味いの?!』

 

そんな新鮮な体験が好きだしやめられない。

 

次はここへ米が入ってくるのだ。

ダイエット中に糖質制限をしていた頃。

たまに食べる米が涙が出るほど美味かった。

オートミールに切り替えた今、その感動を再び味わえると思うとワクワクする。

 

食べ物への関心と感動。

それは食べ物を積極的に選んで食べることで生まれる。

 

オートミールに切り替えるだけでもそんな感動が味わえるのだ。

しかも手軽でそれなりには美味い。

 

自己肯定感の高い自分でいるためにも。

オートミール生活を楽しもうと思う。