緊急事態宣言下による自粛生活に加え梅雨。
禁固刑かよ。
禁固2年ぐらいの刑期を模範囚として過ごしている今日この頃。
おうち時間はもはや定番のこれ。
任天堂の犬。
このコロナ禍にあって過去最高益を叩き出した任天堂。
私もそんな過去最高益の立役者だ。
(品薄で買えた時すごく嬉しかった)
しかし、本質的にゲーマーではないこの私。
巣ごもり需要に踊らされた結果のソフトチョイスが大衆に媚びるそれであった。
本当巣ごもり需要で買った人のそれである。
(ビッグタイトル狙い撃ち)
リングフィットはジム通いなので不要。
(妻専用機)
フォートナイトは甥っ子達とそこそこにプレイした。
スプラトゥーン2はニンテンドースイッチを買ったならプレイしないと迫害されそうなので真っ先に買った。
しかしこれ難しい上にインクの色で目がチカチカするのである。
長時間のプレイには向かない。
何より色塗りというポップさに誤魔化されているが、このゲームその本質は血で血を洗う奪い合いに他ならない。
(全く平和でない)
そんなこんなで最近は話題の狩猟一色だ。
モンスターハンターライズ。
過去作もプレイしてきているが、今作が最もストレスフリーで快適だと思う。
『狩りは不便さも魅力なのに!』
との声もあるそうだが、私はそこまでヘビーなゲーマーではないので快適であればあるほど良い。
何より狩るか狩られるかのこのコンクリートジャングルで日々ストレスに押しつぶされそうになっているのだからゲームの世界ぐらい楽したってバチは当たらないだろう。
今作は快適で手軽。
一方でモンスターの追撃などがなかなかにエグいのでバトルも楽しめる。
個人的にはすごくバランスが良く楽しめている。
しかしギルドカードから分かるようにすでに400人近くと一緒に狩りを楽しみ、プレイ時間も100時間を超えた。
この辺りになってくると突然やってくるのは『疲労感』である。
疲れた心を癒すためにゲームをしているというのに何事なのか。
ゲームの方向性を見失うと人はこうなる。
キャラメイクのクセ。
疲れ切った私は性別や世間体に囚われない美を追求するタイプのサイコパスオネエになっていた。
ついにモンスターを倒す本来の目的を忘れ、コスプレの衣装製作に勤しむ日々。
普段着でさえこれである。
何て禍々しい…
ドレスライクなこの装備は何匹もの蜘蛛のモンスターを犠牲に完成した。
美の追求とはそれ自体罪なのかもしれない。
繰り返しになるがこれが普段着である←
オンラインで一緒になった方は申し訳ない。
突然のサイコ感強めのオネエの出現、そしてそれがぶんぶん太刀を振り回しているのだからもはや狂気である。
しかし最近の楽しみはあくまでもコスプレ。
会心の出来がこちらだ。
進撃の巨人より調査兵団。
クセが強すぎるキャラメイクのせいで世界観もクソもないのだが、これは立派な調査兵団だ。
私が死にゆくまでのせめてもの間にこのサイコオネエの戦術価値を説きまぁぁぁす!
(無い)
アルミンは残念ながら死ぬのだろう。
(説得の余地無し)
しかし今作は立体機動的な動きが可能なので、この進撃の巨人コスはハマる。
調査兵団狩猟を心置きなく楽しんだ私であった。
そして最終的に何もかも見失った。
カルト教団のヤバい奴。
狩りに行くテンションにはなれなかったのでそっとゲームの電源を落とした。
このようにモンハン疲れが見える今。
ゲームの中ぐらいのんびりとした時間を過ごしたい。
もう戦いは現実世界だけで十分。
憔悴した私が向かった先はここだった。
たぬき開発
無人島移住パッケージ受付
ついにゲーム世界でも疲労の色が濃く見え始めている。
誰もいないところでのんびり過ごしたい。
衝動的に購入手続きをしていた自分が怖い。
今更感たっぷりでどうぶつの森購入。
どうぶつの森の圧倒的ウェーブから乗りに乗り遅れること1年3ヶ月。
まだやっている人がいるのか定かではないが買ってしまった。
モンスターハンターの殺伐とした狩猟生活がそうさせたのかもしれない。
しかしこの無人島には今求めているものが全てある。
穏やかな時間。
マスクをせずに外で遊べる環境。
愚痴や陰口を叩かないピュアな住人達。
もうここが私のアナザースカイ。
過度な現実逃避が生み出した第二の故郷である。
そんなこんなで私の無人島ライフはなんの準備もなく唐突に訪れた。
思った以上に何もない。
割と本格的に無人島ライフである。
何か目的が示されるわけでもなくのんびりとした時間を過ごすばかり。
徐々に島を発展させるという使命はあるものの、日々タスク管理が骨身に染みている私にとっては困惑することの方が多い。
しかし困惑してはいけないのだ。
この無人島はそんな何でもない時間を過ごすためだけに存在する。
仕事を持ち込むなど言語道断。
私は今、落ちている木の枝と貝殻を拾って過ごしている。
たまに雑草も拾う。
島が綺麗なのは気持ちがいいことだからだ。
自身のめがねにしかアイデンティティを見出していない私なため、島の名前もこんなものである。
めがね島に住むことになってしまった皆さんには幸など訪れない申し訳ない気持ちしかないのだが、皆満場一致でこのネーミングセンスを褒め称え拍手までしてくれた。
一緒に焚火まで囲んでくれる何と優しい世界か。
この優しい島に骨を埋めよう。
そんな感極まった結果として早速マイホームの発注もしたのだが、98000ベル(円)でローンが組まれるらしい。
現実世界でもマイホームの35年ローンがあるのにゲームでもマイホームでローンなのか。
なかなかに世の中というのも甘くはない。
しかしこのどうぶつの森。
拾った雑草までもが売れるのである。
しかもそれなりの値段で。
今や私はローン返済のため必死で雑草を拾い、海に潜ってはワカメなどを集め、海岸では貝殻を拾って資金集めをする時間を過ごしている。
ここでふと気付くのだ。
モンスターを狩って豪快に生きていたあの頃が懐かしい。
人は無いものねだり。
無人島で全て満たされることなどないのだ。
ましてここはローン返済に追われる擬似現実世界。
どうしてっ…!!!
どうしてゲームの中でもっっっ…!
しかしここで冷静になる。
これはゲームだ。
返済期日もないし、食べ物にも困らない。
そこら中に桃の木が収穫し放題ではないか。
のんびりした生活を楽しめばいいのだ。
無人島ライフは今日始まったばかり!
私は自由だ!!!
要するにモンハンも少し飽きてきたので、どうぶつの森を今更買ってみたという話であった。
いつか誰かをめがね島に招けるように。
趣味で溢れた素敵な島を作っていこう。
とりあえず当面の目標は
トレーニングジム
温泉
趣味の部屋
(アウトドア用品、ゴルフ用品展示)
こんな自分の第二の故郷開発計画だ。
もう地獄巡りみたいな温泉地にしようかな。
すでにタスク化し始めている自分に些かの不安を覚えながらも無人島ライフを満喫しようと思う。