類稀なる解放感

土日休みの会社員にとって金曜日の解放感は何にも代えがたい。

この支配からの卒業。

闘いからの卒業。

 

尾崎豊もこの日ばかりは笑顔で歌うだろう。

大人最高☆

今の私を縛れるものなど何もない☆

 

金曜日の彼は立派な大人の代弁者である。

 

ところで『花の金曜日』『華の金曜日』

皆さんはどっち派なのだろうか。

私は『華の金曜日 略して華金』派閥だ。

 

考えてもみてほしい。

華の金曜日は読んですぐに意味が分かる。

華やかな金曜日なのだろう。

気持ちが解き放たれし荘厳な様子はまさに華やかこそふさわしい。

 

『解き放たれし』を変換したところ

『解き放たれ死』というのが最初の変換候補だった。

あまりに愉快な死因の誕生である。

しかし金曜日のあの解放感は解き放たれ死しそうなのもわかる。

それほどに金曜日というものは華やかだ。

 

一方で『花の金曜日』お前はダメだ。

文脈が繋がっていないではないか。

『花の10代』や『両手に花』のイメージから盛り感を連想することはできる。

しかしその解放感がもはや死にすら直結する金曜日という圧倒的存在感と合わせるには些かインパクトが弱いように感じる。

 

そこで少し両者の使い分けについて調べてみたところこんな説明をしているサイトを発見した。

 

華という漢字は、「華々しい」などと使われることから、華金はなんとなくゴージャスなイメージが強くみえますよね。

対して、花金は、庶民的に楽しむというイメージの方が相応しく感じませんか?

もしかすると、一般的には「花金」の方が好感度が高いかもしれませんね。

 

知らねぇよ!!!

お前の好感度の捉え方なんて知らねぇよ!

庶民的に楽しむというイメージの方が相応しく感じねぇよ!

好感度が高くも感じねぇよ!

 

この記事はビジネス系のブログでそれらしく書いてあったのですがもう何でもありなんだな。

私も上記の解釈を踏まえて主観だけで説明を加えてみようと思う。

 

華金と花金 あなたはどっちを使う?

華という漢字は、「華々しい」などと使われることから、華金はなんとなくゴージャスなイメージが強くみえますよね。

対して、花金は、庶民的に楽しむというイメージの方が相応しく感じませんか?

それでは淑女のあなたが金曜日に男性から食事に誘われるとしましょう。

『せっかくの華金、一緒に食事でもいかがですか?』

『せっかくの花金、一緒に食事でもいかがですか?』

 

どちらがあなたをより楽しませてくれそうな男性であると感じますか?

華金の男性は高層階で夜景でも見ながらシャンパンで乾杯する夜を想像できますよね?

対して、花金の男性はいかにもコンビニで買った缶ビールをグラスに移す手間すら省いて乾杯してきそうです。

充実した金曜日を過ごすことのできる男性を捕まえたいあなたは『華金』に着目してみてください。

 

世の中のマナー講師とか、よく分からないコンサルの人ってこんなもんだと思う←

要は何でもいい。

華金だろうが花金だろうが自由に使えばいい。

どうしても迷うのであれば『HANAKIN』

これでいいだろう。

『HIKAKIN』みたいな感じで若者にはスッと受け入れられると思う。

 

話は脱線したが私は読んでイメージが伝わる『華金』派閥なので積極的に活用していく。

そんな華金である本日。

 

皆さんはどのような過ごし方をしているのだろうか。

 

トレーニングという選択肢

現在東京は緊急事態宣言下であるので、飲食店も早々に店じまいしてしまう。

みんな自宅で静かな金曜日を過ごしているのだろうか。

 

私の金曜日の過ごし方はコロナ禍以前から決まっている。

 

ジムでトレーニングだ。

 


今までもそしてこれからも。

ジムで過ごす華金がブレることはない。

(呼ばれれば居酒屋に行く主体性のない男)

 

華金のジムが素晴らしい理由

これは空いていることに尽きる。

マシンもフリーウエイトエリアも使いたい放題である。



もはやプライベートジムと言っても過言ではない。

 

毒を以て毒を制すという言葉があるように。

一週間の疲れは疲れを以て制するのだ。

 

最後に自分を限界まで追い込む。

雑念は消え、一週間ため込んだ色々な疲れが汗となって流れる。

残るのは一週間の締めくくりとして自らに勝った達成感。

そして過去の自分よりも少し強くなった自分である。

 

会社員生活をしているといろいろな競争を目にする。

他社だったり、従業員同士だったり、よく分からない派閥だったり。

しかし人生において本当に敵と呼べるのは自分だけなのだ。

競争しようにもそのための実力をつけるのは自分である。

見極めるのも自分である。

どうなりたいかを決め、そのために自分を高めるのも自分との戦いに他ならない。

一方で自分を許してあげられるのも突き詰めていくと自分だけなのだ。

人生は自分を鍛え、許しながら進んでいく自分との戦いでしかない。

 

そんな自分との戦いを最もシンプルに分かりやすく繰り広げることができるのがジムなのである。

しかも頑張った成果も分かりやすく確実に自分に返ってくる。

こんなに手軽に達成感を味わえるのだからトレーニングはやめられない。

 

酒よりも筋トレが華金にふさわしい理由

『今日は飲んで嫌なことを忘れようー!』

アルコールはたしかに楽しいかもしれないが、どこか後ろ向きではないだろうか。

現実逃避の補助装置それがアルコールである。

 

一方で筋トレは違う。

現実から一秒たりとも目を逸らさず、現実と戦うための力を得る行為である。

極めて前向き。

トレーニーがうつむきがちに下を向くのはトレーニングシューズの紐を結ぶときだけである。

 

そして筋トレにはアルコールに全く劣らない副産物がある。

それが脳内物質である。

その現実逃避性能はアルコールなどの比ではない。

 

筋トレをすると脳では三大神経伝達物質が全て放出されるフルコースとなる。

世界三大珍味や世界三大美食など、『三大』はハードルが高いものが多い。

しかし『三大神経伝達物質』は筋トレをするだけで手軽にしかも無料で味わうことができる。

 

その1:セロトニン

精神の安定を司り、気分を高揚させる働きから『幸福ホルモン』とも呼ばれる。

いきなり強い。

『今日はセロトニンを出して幸福になろうー!』

である。

もはや宗教のそれである。

 

その2:ドーパミン

モチベーションが向上し、ポジティブ思考になる働きから『幸福物質』とも呼ばれる。

幸福を重ねてくるスタイルである。

ホルモンも物質も全てが幸福。

体が大丈夫なのか不安にさえなってくる。

 

その3:ノルアドレナリン

集中力や思考力を働かせる働きがある。

幸福にはしてくれないのだがセロトニンの分泌を促すので結果として幸福になる。

また脂肪燃焼も促すので結果として幸福になる。

脂肪の少ない生活は限りなく幸福に近い。

(戻りたくないデブだったあの頃)

 

おまけ:エンドルフィン

気分が向上し、頭が冴える覚醒効果から『脳内麻薬』とも呼ばれる。

おまけでついに麻薬が出てしまった。

(合法)

幸福になって幸福になって最後は麻薬である。

これがアルコールに劣るなどということがもはやあり得ない。

 

筋トレは一週間の締めくくりに最高の多幸感を提供してくれるのだ。

 

トレーニング終了後はキンキンに冷えたプロテインを飲む。

この甘さがたまらなく美味い。

体中に染み渡る甘味、そしてタンパク質。

 

アルコールは摂らない。

代謝や筋肉の合成効率を落としてしまうからだ。

 

これは健康にももちろん繋がるし、脳内では筋トレによる物質がドバドバの大盤振る舞いなのでもはや楽しい。

 

ジムこそ華金の至高の過ごし方なのだ。

今日も仕事が終わったらジムに行こう。

 

皆さんもいい華金を過ごしてほしい。