会いたかった人の何人かには会うことができました。
会えなかった人。
ラダックおじさんとパトリックくん。
マタツドライバーとコンダクターです。
当時通勤でよくマタツを利用していました。
外国人を見ると倍以上の値段をふっかけるドライバーやコンダクターも多いんです。
でもラダックさんは私から一度もお金を取ろうとしませんでした。
「遠い日本からケニアの発展のためにボランティアに来ているんだから」と。
(押し付けて払っていましたが。)
ラッシュの時はマタツの座席の争奪戦になり、なかなか乗れません。
ラダックさん&パトリックくんは私のために席を空けておいてくれました。
私が入院した時は即お見舞いに来てくれました。
夜中に仕事が終わった後、マタツで駆けつけてきてくれて。
作業着のままの2人の姿に、涙が出ました。
2人の連絡先はもうわかりません。
当時のマタツステージやマタツの通る道路をうろうろとしてみたり。
ドライバーやコンダクターのたまり場やお店にも寄って聞いてみました。
でもわかりませんでした。
当時の周囲の人たちに何かとお世話になり、私はケニアを好きになりました。
今の私があるのは皆さんのお陰です。
2人が元気でいることを願います。