週末、会いたかった人が訪ねてきてくれました。

 

以前、ブンゴマの村で待ち合わせをし、最寄りのマタツ停留所まで行ったにも関わらず、

「ひどい雨のせいで山道がドロドロで、停留所まで行けない」と言われ、諦めて帰ってきた、

あの人です。

 

「あの時は約束を果たせなくてごめんなさい。

ナイロビに来たので、今回は約束を果たそうと、オフィスまで来たよ」

と来てくれました。

 

アレックスくんです。誠実で優しく、そして頑張り屋さんです。

 

 

ナイロビに住むお兄さん宅に来たのかと思いきや。

職を求めてナイロビに出てきたそうです。お友達の家に泊まっています。

 

7年前、ブンゴマの山奥で、極貧の中でも明るく力強く生きる姿を教えてくれました。

当時彼はお金が無く、高校を途中までしか行けていませんでした。

「あれから何年かかかって、高校を卒業したよ。妹や弟も何とか学校に行けている。」

 

「今回ブンゴマからナイロビの旅費はどうしたの?」

「友達に借りた。仕事を見つけてお金を得られたら返すんだ。」

 

家族のこと、生活のこと、いろんな話に時間を忘れました。

「生活、大変だね。」

「でも、僕は元気にこうして今日も生きているよ!」

 

相変わらずの明るさ、力強さ、たくましさ。。。私は元気をもらってばかりです。

そしてそんな人たちがケニアにはたくさんいます。

私には何ができるんでしょう。。。

 

アレックスくん、ありがとう!