アメブログを開設して 約半年になります!
プロフィールには趣味が「読書」
と書きましたが
今まできっかけがなく 前回 初めて載せました
その続きと言いましょうか・・・
好きな作品二作紹介したいと思います
貫井徳郎著 【乱反射】
前回のブログでも最後に少しだけ触れましたが~
600ページもの長編小説は 第63回日本推理作家協会賞受賞作
これは ある一人の幼児の死を巡る物語です
物語は 被害者となる幼児の父親が行ったある小さな「罪悪感」から始まります
ある朝 ピクニックに出かける為 家庭ごみをサービスエリアに捨てようか?
迷う父親
結果的に小さなルール違反を犯す事になりますが
それが全ての不幸の元凶だったのです。。。
何の脈絡もない登場人物が次々と出て来ます!
最初は退屈この上ない!
途中で何度読むのを辞めようかと思ったことか(;´∀`)
物語半ばで幼児が死亡 ようやく繋がりが見えてきます
2歳の幼児が巻き込まれた事故は
誰にでも心当たりのある 小さな罪の連鎖でした
決して法では裁けない「殺人」に父親はどう立ち向かっていくのか・・・
私達に潜む 日常生活でのほんの些細な出来事~
ただ単に運が悪かったで済まされない ひとつ ひとつの行為!
~例えば~
犬の糞を木の根っこにさせ、後始末しなかった人~
夜間救急が空いているからと 救急でもないのに夜間診察を受けていた人~
車庫入れが苦手なのに 家族の言いなりでデカイ車を購入して車庫入れ出来ず放り出した人~
こう書いても何の事か?と言われそうですが やがてはひとつに繋がるんです!
これ以上書くとネタバレになりますので
興味のある方は読まれると良いですよ
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高野和明著 【13階段】
犯行時刻の記憶を失った死刑囚
その冤罪を晴らすべく
刑務官・南郷は 前科を背負った青年・三上と共に調査を始める
だが手掛かりは 死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ
処刑までに残された時間はわずかしかない
二人は 無実の男の命を救うことができるのか~
江戸川乱歩賞史上に燦然と輝く傑作長編!
-裏表紙よりー
冒頭 死刑囚の日々処刑を恐れる心情が赤裸々に綴られ
一気に読み進めてしまいます
南郷の心情を深くまで掘り下げ
前科者の三上を更生の意味も含めて仲間に加えた辺りがよく描かれています
「13階段」 とは~?
最後の最後まで気を抜けない展開に
読み終わった途端疲れが出たほどでした
ミステリーっていいな!
このワクワク ドキドキ感は 暑さを忘れるほどです(*´▽`*)
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おまけに もう一作品~
実は警察小説も好きです!
朔 立木著~【死亡推定時刻】
山梨県で地元の有力者の一人娘が誘拐される事件が起こった
警察の指示に従った結果 身代金の受け渡しは失敗
少女は遺体となって発見された!
県警は 遺留品に付いていた指紋から 無実の青年を逮捕
執拗な揺さぶりで自白に追い込んでしまう
有罪は確定してしまうのか?
そして真犯人は??
現役法律家が描く スリリングな冤罪ドラマの傑作!
ー裏表紙よりー
実は この小説は まだ4分の一ほど読んだだけです
たまたま山菜採りに山の中へ入った青年は
少女の寝ているような遺体を発見し 財布の中からお金を盗んでしまう
それが後々 自分に降りかかる悲劇の序曲だとも知らずに。。。
ここまで読んだ所ですが 恐らくこの青年は誤認逮捕され
今後の行方がどうなるのか?
通常のミステリー本と異なると感じるのは~
検事 検察 警察などについて きわめて専門的な内容になっている事!
現役法律家が描いた作品そのものだからでしょう。。。
続きを読むのが楽しみな作品です!
両作品 共に冤罪をテーマにした所は似通っており
かなり私好みな作品です
時間が経つのを忘れてしまう程没頭して
家事が疎かになる事も~
初めて読む本は 興味津々で~
2回目に読む時は 更に内容を深く知る事にもなりますので
私的には 2度読みが必要だと思っています