コロナ後遺症での辛い不眠 | michi-postcovid19のブログ

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2022年3月に新型コロナウイルスにかかり、4月から後遺症となり休職して療養生活を送っています。10月の社会復帰を目指してましたが、フルタイムで働く体力が戻らず年内は休養しています。病気になって知ったこと、乗り越える知恵などをお伝えしたく、ブログを開設しました。

みなさん、こんにちは。


今年の三月に新型コロナウィルスに感染し、四月から後遺症にずっと悩んでいます。休職して、治療に専念しています。


症状や回復のために試行錯誤してきたものを記事にしてきましたが、今回は倦怠感の次に苦しい症状となっている不眠について書きます。



私は昔から少し不眠になりやすい体質になっていて、ストレスがたまったりすると不眠になることが何度となくありました。自律神経が乱れてるな、と思ったときには真っ先に不眠という形で出てきます。

大抵は早期に覚醒してしまうことがほとんどで、寝付いてから3、4時間すると起きてしまってそれから寝れなくなってしまいます。

ストレスが抜けて精神的な疲労も取れてくると、不眠は自然と解消されていきました。


が、コロナ後遺症での不眠は全くの別物でした。


コロナ後遺症になってから、すぐに不眠が出てきたというわけでも無かったのですが、後遺症の症状があちこち出てきたときに目の炎症が治らなかった時期がありました。ステロイド軟膏を処方され、寝る前に塗ると生活にも不自由がなくて良いと勧められたのですが、おそらくこれが不眠のきっかけになりました。ステロイド剤は交換神経を強烈に刺激してしまいます。


当時、どこにも出かける体力もなく、治療だけの生活にもムシャクシャして、日曜の夜にビールを二杯飲んでしまうという出来事がありました。これが不眠の決定打となり、なんとこの日は24時間一睡たりとも出来ませんでした。


不眠というのは辛いもので、ベットに入って寝ようとしても寝れないのは、悶々とするもの。

夜一人で過ごす時間はただひたすら長く、眠れなくとも疲れから頭は痛くなります。

身体は寝ているときが一番回復する時間なので、その大切な時間も削がれます。


コロナ後遺症で不眠の程度が全くの別物だと感じたのは、寝付けも出来ないし、少し寝てもすぐに目が覚めて一向に寝れなくなるほどの酷さでした。以前、不眠になっているときは少なくとも寝付くことはできていました。


メンタルクリニックに行って睡眠薬を処方してもらいました。が、睡眠薬を飲んでも、薬が効いている時間だけしか寝れません。

入眠できる作用があるタイプと7時間くらいの間寝れる二つのタイプの睡眠薬を使っているのですが、両方使うと翌日に薬が残っているかのようで、午前中は頭痛が酷く出てしまいます。

まずもって入眠すら出来なかったので、それを改善する薬がファーストチョイスなのですが、薬の効果が切れる3時間で覚醒してしまいます。


睡眠に影響のある交感神経の刺激を日中に与えると睡眠薬の効果さえ突き破ってしまいました。コーヒーは二杯飲んだらほぼアウト。日中の活動量が増えてしまうのもアウト。

こうしたときは睡眠薬でさえ眠れず、睡眠薬の悪い効果のみが現れて、頭痛しかしません。


以前のようにストレス起因でないので、睡眠に関する脳や神経系の機能が正常に働いていないように思えます。


薬ではその日の睡眠は取れても根本治療にはならないので、基本的には自分の力で立ち直るのみ。

不眠症のクリニックで医師から指導を受けていますが、いたって基本的なことを時間をかけて取り組むしかありません。

・規則正しい生活を心がけ昼寝は極力しない。

・起きたら朝日を浴びる。

・日中に負荷になり過ぎない程度に身体を動かす。

・交感神経に刺激を与える電子機器類は夕方以降はシャットアウト。

こんなところです。


涼しくなり眠りやすくなったのに加え、また徐々に睡眠の質も戻ってきたので、最近は睡眠薬を使いながらではあるものの、中途覚醒はほぼ無くなってきました。

睡眠の質と量がどちらとも確保出来ると、体調の改善の傾向もより良好になってきていると感じています。


コロナ後遺症では、不眠症が出やすいようです。回復のために必要な睡眠をきちんと取れるようにするのが、まずとても大切なことだと思います。