要するに検察と警察のやる気の問題ではないでしょうか。
この事件の様にやればできるのですよね。
これからはどしど し検挙して起訴してほしい。


●ニュースのその後:野田のワゴン車死亡事故 「飲酒、逃げ得許さない」 8時間 後出頭の男、新手法で立件 /千葉
2012年12月09日 毎日新聞

 野田市で今年10月、ワゴン車が県道脇の立木に衝突し、乗っていた男子大学生(19)が車外に放り出され死亡した事故から1カ月余。自動車運転過失致死罪で起訴された同市の大学生、亀田輝保被告(21)が7日、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で追送検された。事故の約8時間後に出頭し、当初は飲酒運転を否認した亀田容疑者。
飲酒の立証は一見困難にも思えるが、県警は酔いをさましてから出頭し、罪を逃れようとする「逃げ得」を防ぐため、事故当時にさかのぼってアルコール量を算出する手法「ウィドマーク法」を使い、立件にこぎつけた。【小林祥晃、松崎真理】

 県警交通捜査課によると、事故は10月27日午前3時40分ごろ発生。ワゴン車には死亡した大学生と亀田容疑者を含め、友人の男女計6人が乗車し、事故後、残り5人全員が現場から逃走した。
 事故前日の26日夜から、6人は柏市内で居酒屋に出向き、その後、野田市内でも別の居酒屋で飲み直し、さらにカラオケ店に移動する途中で事故が起きたという。
 事故発生から約8時間が経過した27日正午ごろ、亀田容疑者は野田署に出頭したが、呼気検査では基準値(呼気1リットル当たり0・15ミリグラム)を下回る微量のアルコールしか検出されなかった。亀田容疑者は、仲間と居酒屋に行ったことは認めたが「自分はジュースを飲んだ」と飲酒を否認。
県警は酒気帯び容疑での逮捕を見送った。
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 ところが、その後、県警が同乗者から事情を聴いたところ、亀田容疑者も2軒の居酒屋でビールやサワーを飲んでいた疑いが浮上。 県警は店の伝票で注文した酒の種類や量、時間などを裏付け、ウィドマーク法で事故時のアルコール濃度を算出した。
 ウィドマーク法は、アルコールが体内で分解される代謝の仕組みに基づき、運転者の過去の体内アルコール濃度を推計する計算法。
酒の種類や量、事故までの時間、本人の体重などを数式に当てはめて算出する。
酔いをさまして出頭しても、飲酒運転を立証することができるため、飲酒事故が社会問題化した06年ごろから各都道府県警で捜査に本格導入している。
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20121209ddlk12040074000c.html