取材で大阪・堺の関大堺キャンパスへ。

2018 日本笑い学会 第25回大会

『ゴリラからみた笑いの進化とAI社会』

京大の山極壽一総長のご講演。

以前から山極総長のお話を伺いたかったので

とても楽しみに今日を迎えました♫

 

ゴリラと人間の相違点、

人間の脳がなぜ大きいのか、

それは言葉を得たからなのか…

興味深いお話があっという間の90分間でした。

 

人間は食べ物を、

仲間と分かち合って食べる。(独り占めしない)

これは共感を育んでいる証だ。

 

山極総長はAIにできないこととして

・ 食物を食べない

・ 食物分配と共食の意味が分からない

・ 性的欲求がない

・ 恋愛ができない(好き嫌いが分からない)

・ 子どもを産めない(生命のつながりが分からない)

・ 笑えない(状況を転換できない)

・ 対立や矛盾する複数の事態を共存させられない

→直観力と共感力を使えない

 

昨年取材した京大の明和先生とも

繋がりのあるお話になりました。

あなたはこうした方が良いとAIに言われた時、

僕ら人間はどう行動するのだろうか。

これまでのあなたの傾向から、99%上手くいきません。

そうAIに宣告されたら、僕ら人間はどうしますか?

たとえその確率が1%に満たなくとも、

その1%にかけてみたくなるのが人間ではなかろうか。

 

“共感”というワードは人間社会において

どれだけAI技術が進んでも、

必要不可欠な要素のひとつとなるだろう。

偶然にも、今読んでいる田坂先生の著書に、

「最高のコミュニケーション力は“共感力”」とあります。

その“共感力”を身につけるには…

苦労をすることだ。

苦労の経験を一つ一つ積み重ねること。

 

山極総長は身体や五感を使った交流を行おう!と

話を閉じられました。

(苦労して)経験することこそが人生の宝だ。

知識が価値を失う時代を生きる子どもたちに必要なのは

さまざまな経験を積み重ねさせることなのかもしれない。

学習塾は果たして生き残っていくのだろうか…。

保護者は成績を上げること(だけ)を期待している。

知的職業の半分がAIに取って代わると言われているのに

いつまでも学力だけを指標として子どもを導いてよいのだろうか。

 

何事も経験だ!と大阪南部に足を運んだので

以前から気になっていた西成のあいりん地区を訪れました。

近くのビジネスホテルに泊まっています。

取材帰りのまともな身なりなんだけど、

住所は都道府県だけでいいって言われました(笑)