私が主人と出会ったのは、今でいうマッチングアプリみたいな感じになるのかもしれません。もう20年程前になります。


何人かの人と、お付合いはしましたが、夢中になるような気持ちも起こらず、誰と付き合ってもおんなじで、もう恋愛はいいや……と思っていました。


そんなある日、毎日携帯のホーム画面に表示される「今日の占い」に、「現在あなたと相性○%の人が、同じ占いを利用しています」と時々表示されるのですが、普段は60%までの相手ばかり。


ですがその日は、初めて98%の人と表示され、思わずその人の簡単なプロフィールの表示を開いてしまったんです。それが主人でした。


簡単なメッセージのやり取り機能がついた占いサイトだったのですが……ある日、主人の方から「相性が98%って初めてです。どんな人なんだろうと単純に興味があって(笑)スイマセン……突然。なんか嬉しくて」とメッセージが届き、それをきっかけに少しメッセージを交わすようになりました。


それから友達としてやり取りしていた数カ月後、初めて食事に行く事になり、何度か会ううち、主人から「結婚を前提に付き合ってもらえませんか?」と言われました。それから1年後、結婚しました。


結婚して数カ月後に妊娠が発覚しました。そして義母に、報告の連絡を入れました。


義母の第一声は………


「ヘェ~……あなたはあの子より歳上だし、健康な子供を産みそうには見えなかったから、子供なんてできないでしょーねって全然期待してなかったのよ。まぁ、よかったんじゃない?」


………真顔真顔え?どうして?私は今んとこ、どこも悪くないし至って健康体だけど……


なぜだか次の瞬間、私は泣いてしまっていました。どうして、こんな事を言われるの?なんで?……って……まだ少しピュアな心が残っていた?私(笑)


そして、電話を切りました。


主人が帰ってきて「お母さんに電話した?」と聞かれ、「したよ」と言うと……私の様子が変だと気付いた主人が……「また、なんか余計な事、言われたの?」って。


事情を話すと、すぐに義母に電話をかけ「なんで、そんな言い方するんだよ!いい加減にしろよ!」と激怒して、電話を切った主人。


その時義母は号泣したらしく、その後友達に電話して愚痴ったようです。すると、そのお友達は「それは、あなたが悪いわよ。そんな事言ったら、お嫁さんが可哀想よ。謝った方がいいわ」と言われたようで……


そして義母から、主人の所へ連絡が入りました。「皆に、私が悪いと言われた。ただ私はね、いちごさんにアンタを取られたのが悔しくて……」と。その後、電話口に私が出ると……

 

「いちごさん?今のあなたには私の気持ちは分からないと思うけど……


あなたも息子ができたら分かるわよ。大事な息子が彼女を連れてきたら、どれだけ腹が立つか。許せなくていじめたくなるわよ、あなたも」と義母。


正直、私はイラッとしてしまいました。


「いえ。私はそれはないと思います。自分の息子が選んだ人なら、理解して仲良くなれるように努力するつもりです。私の娘になってくれる人ですから、息子と同じくらい大切に思って当然です」と答えました。


すると「アハハ。口で言うのは簡単だけど、現実はそうはならないわよニヤリ」と義母。


私は心の中で………

「一緒にすんな」


………と思っていましたキョロキョロ


そのあと義母は主人に

「いちごさんが、私に口答えした!!ムキー」と必死に訴えていましたが……


完全に板挟みで、やや疲れ気味の主人でした(笑)