(ウルトラセブン第37話:劇中より)
■ストーリー
パトロール中、フルハシとアマギはダンプカーを運転する少女を見かけ、追跡したダンは罠に落ちて少女にウルトラアイを盗まれてしまう。その頃、地球からマゼラン星に向けられた怪電波をキャッチ解読し、発信元少女を探すが、すでに地球へ向けて大型弾道ミサイルが発射されていた。ウルトラアイを取り戻そうとあせるダン・・・。
■登場宇宙人
マゼラン星人(マヤ)
(ウルトラセブン第37話:劇中より)
ウルトラアイを盗まれたのはこれで3回目だけど、相手はいずれも若い女性(に化けた宇宙人)。
■チョット一言
今回は着ぐるみを怪獣や宇宙人は登場しない。ドラマ仕立てで進行するが、いくら何でも冒頭からアマギと本部のソガとのやり取り「ウスノロ」「頭にくる」はないだろう。
(ウルトラセブン第37話:劇中より)
マヤは自動発信装置(迎えはまだかと発信)をセットし、劇中「リズムボックス」と称しているが、これはどうみてもテープ式のエコー・マシンだ。(昔、バンドのボーカル用エコーとして良く使われていた)
(ウルトラセブン第37話:劇中より)
地球へ向けて発射された大型弾道ミサイルが宇宙監視ステーションV2に衝突するが、その瞬間先端角度が上に・・・大型なのだから、真直ぐ進んで欲しいところだ。
(ウルトラセブン第37話:劇中より)
ミサイルの迎撃態勢に入るために隊長と同行する予定のダンが姿を消し(ウルトラ・アイを探しに行く)代わりにアンヌが同行するが、ダンは懲罰ものだろう。
(ウルトラセブン第37話:劇中より)
マゼラン星人(マヤ)の使命は、「こんな狂った星、侵略する価値があると思って?」との衝撃発言から、弾道ミサイルで地球を破壊する際セブンによって邪魔されないように、ウルトラ・アイを盗むことだったことがわかるのだが、結局マヤは「迎えはまだか」と送信するも、「恒星間弾道ミサイルは既に地球に向けて発射され迎えにおよぶ時間ない」と見捨てられてしまう。
ダンはマヤに「この星で生きよう、この星で一緒に」と説得し、ウルトラ・アイを返してもらいミサイルの軌道を変えようと飛び立つ。
しかし、マヤはその場にブローチだけを残して自らを消去してしまう。
(ウルトラセブン第37話:劇中より)
怪獣は登場しないが、ストーリーとしては本格的なSF作品だ。
■ウルトラセブンVOL.9 第34話から第37話を収録
第34話 蒸発都市
第35話 月世界の戦慄
第36話 必殺の0.1秒
第37話 盗まれたウルトラ・アイ