(ウルトラセブン第23話:劇中より)
■ストーリー
占い師(預言者)が何者かに命を狙われて危険な目に遭う。これを助けたキリヤマ隊長は、占い師の「マルサン倉庫が爆発する」という予言を聞き、一笑に付す隊員たちを尻目に、独自に休暇をとって捜査に乗り出す。予言は的中し、マルサン倉庫は爆発。しかし占い師は、自分たちの計画を見破られまいとするシャドー星人に捕らえられ、さらに猛毒怪獣ガブラがセブンの前に立ちはだかる。
「窮鳥懐に入れば猟師も殺さず、それなのに私は・・・みすみす死のジャングルに追いやってしまった」とひたすら自戒したりするキリヤマ隊長の責任感・性格にスポットを当てた作品。
■登場宇宙人
シャドー星人 身長2m 体重70kg
■登場怪獣
ガブラ 身長48m 体重3万t
アイ・スラッガーで首を切られても戦い続けるガブラ。
(ウルトラセブン第23話:劇中より)
■チョット一言
占い師が予言したことに対してソガ隊員他一笑するが、「13日の金曜日」を信じてるソガ隊員(第11話「魔の山へ飛べ」で13日の金曜日の話しをしている)くらいは信じても良かったのではないか。「ほらみろ、どうもインチキくさいと思ったよ」はないだろう。信じるのは体調だけかい。
通常はこの場にダンもいて彼なら信じるのだろうが、1週間の宇宙パトロールで不在ということになっていて後半まで登場しない。恐らく撮影に間に合わない大人の都合があったのだろう。
「マルサン倉庫。外見は普通の倉庫だが、これはあくまでもカモフラージュのため。この倉庫の地下には地球防衛軍の超兵器開発基地があり、惑星間長距離ミサイルなどの開発が行われている。まさに地球防衛軍の動脈なのだ。……幸いなことに、爆発物らしき物は発見されなかった」と・・・でもね、そこまで云うなら地下深くとでないと、チョット攻撃されただけで大参事になると思うけどなぁ。
(ウルトラセブン第23話:劇中より)
シャドー星人の男の方はゴジラ映画ではおなじみの上田耕一さんだ。
占い師が捕えられて、デタラメな予言をするよう指示され「なるほど、そうしておいて地球防衛軍基地をドッカーン!」と答えると「う~ん、恐ろしい奴だ。我々の計画を知り抜いている…」というシャドー星人・・・そんなこと、誰でもそう思うだろう、預言者でなくても。そんな大袈裟なことか。
(ウルトラセブン第23話:劇中より)
■ウルトラセブンVOL.6 第22話から第25話を収録
第22話 人間牧場
第23話 明日を捜せ
第24話 北へ還れ!
第25話 零下140度の対決