どうも、こんばんは

まだまだ暑い日々が続いております。
そんな中更に暑苦しい奴が…

私はコンビニでアルバイトをしています。フリーターです
まぁ別になにかやりたいことがあるわけでもないし、今はのんびりやりたいわけです

ピンポーン
自動ドアが開き、誰か入ってくる

俺「いらっしゃ…」

橘「やぁ!元気かな?」

俺「またお前かよ…」

橘「またってなんだよ!お客様を大切にしろや!」
ペッと唾を吐き捨てるように言う…ホントに唾吐き捨ててやがった…店内なのに

一発殴ると脅えた子犬のような目で俺を見る橘。俺が悪いのかよ…

俺「で、なんだよ!」
嫌々掃除しながら話す俺をエロ本に夢中で完全無視な橘くん

あんたってやつは…

鼻ほじりながらエロ本呼んでる橘くんに近づいた…袋とじ開けてんじゃねーよwwww

俺「お前、それ買えよ…」

橘「熟女にゃ興味ねーよ」

じゃあなんで袋とじまで開けたんだよ…

橘「それに…」

俺「なんだよ」

橘「エロ本なんか買って帰ったら彼女に叱られちまう!ぐへへ」

俺(彼女出来たんだ…)

橘「…。」

しばし無言が続いて、橘の満面の笑みが無性にムカついたので仕事に戻るとする

橘「お、おい!」

俺「なんだよ…」

橘「なんか聞きたいことないのかよ?」

俺「…。」
俺は真剣に考えた。今思えばどんな彼女なのとか色々あるんだろうが、正直橘の彼女に興味が湧かなかった…

橘「ま、まさか…っ!」

俺「?」

橘「嘘だってばれたのか?」

嘘だったのか…

俺「早く帰れよ」

橘「やだねー!」

小学生かよ…

橘「なぁみちる…」

俺「だからなんだよ…」

橘「幸せってなに?」

めんどくさくなりそうだ…

俺「知らねーよ…俺は普通に飯食って風呂入って布団に入って寝るときが幸せだけどね」

橘「小さい人間だな…」

俺「黙れよwwww」

確かに幸せってなんなんだ…そんなもの個々の価値観によって違うだろうし…大きい幸せってなんなんだ…

俺の幸せを小さいとバカにした橘の幸せは大きいんだろう!

俺「お前の幸せはなんなんだよ」

橘「…んあ?んー…んー…ウェットティッシュで鼻ほじることかな」

お前ってやつは…
ウォーミングアップが終わり、監督からスタメンが発表される

監督「えーっと、一番セカンド〇〇~、二番ry~……………みちるくん打つのは大丈夫?」

俺「あ、はい。全然大丈夫っす」

橘「僕も」

お前には聞いてねーよ

監督「じゃあみちる君DHで頼むわ」

俺「あいっす」

監督「以上ー!まぁ予選だから気張らずに!」

一同「うぃーっす!」

横を見ると橘の背中がプルプルしている

橘「監督まで俺のトラウマを…」

俺「知るかよ」

ほっといて準備をしていると、監督に泣き付いている橘が居た

橘「ちっ…使えない野郎だ」

お前だよ…交渉がうまくいかなかったんだろう

橘「なんだよその目!やんのか!お?おぉん?」

バキッ

橘「うぎゃあ…くそぅ…だいたいお前DHってwwww」

もう一回殴る素振りをする

橘「ひぃっ」

と顔を背ける橘

俺「だいたいお前DHって知ってんのかよ」

橘「…どうせ包茎だろwwww」

コロス^^

思う存分橘をボコボコにしていると、試合が始まった


何回目かの打席が終わり、ベンチに戻ると橘は完全に拗ねていた

それどころか、誰かが少しでもエラーや三振をすると監督の耳元で「あいつは使えない奴だ」とか「俺だったら…」と、延々と文句を垂れる


橘はそういう男である。死ねばいい



順調に試合は進み、最終回になっても橘の出番はない
まぁ元々勝手に来たのだから
今日は朝から地域のソフトボール大会である

自慢じゃないけど、私は小学生のとき市大会3位という華麗な成績を残し、後に数々n(ry

ただしかし、私は2~3日前に自転車に直撃されて…引かれたんじゃない、直撃されたんだ…それで足を負傷してまして…


まぁ前置きは置いといて、朝7時、集合場所へ向かう

〇〇「みーちーるくーん」

この声は…

振り向くとそこに彼は居た…
中学んときの同級生の橘だ

こいつはバカなんだ。だから出来れば関わりたくない。バカが移る

俺「なんでお前が…」

橘「なんでって…散歩だよ。ぐへへ」

こんな朝早くに散歩ってあんた…おじいちゃんじゃあるまいし…

俺「…その手に持ってんのなんだよ」

彼は…グローブを持っていた。しかも子供用の

橘「…拾った」

俺「嘘つけやぁぁぁあ!!」

橘「ぐぇ!や、やめてくれ!誰かぁぁあ!」
思わず橘の首を締めて我に返る…しまった…またこいつのペースに巻き込まれた

その時、監督が話し掛けてきた
監督「みちる君、おはよう。あれ?友達?」

俺「いえ、違…」

橘「はい!よろしくお願いします!」

キサマ…

監督「みちる君、誰の車で行く?」

俺「あ、〇〇グラウンドですよね?このバカも居るんで、自分で車出します」

橘「俺助手席ぃいー」

俺「トランクだろ」

橘「嘘…」

現地集合になり、いざ車に乗り込み出発する

俺「で、なんで来たんだよ」

橘「へ?だからただの散歩だってば」

バキッ

橘「ぐぅ…」

俺「で、なんで来たんだよ」

橘「だからただの散歩だと何度言えb」

ドスッ

橘「ガハッ…ハァハァ…き、今日は珍しく暇だったんです…」

珍しくないだろ…


20分ほどで現地についてウォーミングアップを始める

橘「みちる君みちるくーん、キャッチャーやってくれよ」

俺「…は?」

橘「え?いやいやだってほら僕あの黄金期でもピッチャーだったしさ!」

黄金期とは前述したように、ソフトボールで市大会に行ったときのことだ
確かに橘はピッチャーだった


区代表チーム選抜大会の決勝、二点リードで迎えた9回表
俺は打席に立っていた。いくらリードしてるとは言え、油断はできない
そう相手のピッチャーは小学生ながら有名になるほどのピッチャーだった

そんな誰もが息を飲む状況下で橘は、メガホンを持って相手チームのベンチに居た
彼は敵だったうえに裏方に徹していたのだ

俺「どうせベンチだろ」

橘「ガフッ…君は友の心のトラウマを何の躊躇なくこじ開けるんだな…」

俺「友じゃないしな…」

橘「え?なんか今すごく衝撃的なこと聞こえたけど気のせい?」

もうめんどくさいからシカトした
随分都合がいい作りになっているらしい


長くなったので続く