明日からまた1週間が始まるので今日は子どもと家でゆっくり過ごしながら、月見団子を使ったり、カマキリの餌のバッタを取りに近くの公園に行ったりして過ごしました。



先日、子どもたちが拾ってきたオニグルミとトチの実。



縄文時代から日本人が食べていたということを知って俄然食べたくなった僕です。

土偶が女性モチーフではなくて植物の精霊をモチーフにしている!というセンセーショナルな新説を掲げて出版された『土偶を読む』という本。

学会からは、んなわけあるかい!根拠が弱すぎ!恣意的に解釈しすぎ!とぶっ叩かれてしまった経緯がある本ですが、僕は縄文人が食っていた実が今でもあちらこちらにある!ということが嬉しい発見になったのでした。



オニグルミは去年2年越しに大量ゲット。今年はタイミングが遅くてひとつだけ。

拾いに行く時期が遅かったら全てリスに食い尽くされています。地面には割れたオニグルミの殻だけが散乱していることになります。



豚の鼻というかウサギの顔というか宇宙人的な殻の内側…


オニグルミも果肉がついたままでは食べられないので拾ってきたらしばらく土の上に放置して果肉が朽ちるのを待ちます。無理やり剥いてもいいけどアクが強いのでいろいろ大変なのです。


数週間経って果肉が腐ったら足で踏んで殻を取り出すのでしばらく放置。街中にはリスはいないので盗られる心配なし。


でもタヌキはいるから落ち葉で隠しておいた方がいいかな?



トチの実はたった3つだけど今年初めてゲット。食べられるようにするには相当時間をかけてアク抜きしないといけないとは聞いていたけど、数ヶ月かかると知ってマジか!?と思いました。



こちらは比較的果肉も剥きやすいので切れ目を入れてパカっと割ります。



かもめラインがかわいい。


見た目栗まんじゅう 笑

でもどっちかというとどんぐりに近い種。石鹸の実、ムクロジ科だとは知りませなんだ。


果てしないアク抜き作業の第一歩として数日、水に晒します。それが終わったら数週間天日干し。

来週ずっと雨予報だけど…。



浮いているのは多分ダメなやつ…


そのままだと毒レベルにアクが強いトチの実。

縄文の人たちはこんなにゴロゴロ転がってて食えそうな部分も多いのに食えないこいつを、何とかして食えるようにしようとめちゃくちゃアレコレ試してみたんだろうなぁと想像すると、手法を確立したその執念に頭が下がります。


現代に生きる我々もいざという時、食えるものを知っておくってことは大事で、

また自然の中にそのまま生えているものをいただくということはエネルギー補給的にもすごくいいんじゃないかと思うのです。


特に病気してからは、強くそう感じます。

これから実りの秋。ワクワクしてます♪