一曲一曲がタフでありながら、脆さや哀愁まで感じさせる
その要因が音なのか歌詞なのか曲調なのかは分からないが、何故かそう感じる
ミッシェルのメンバーからもハードボイルドさを感じる
普段はやる気がなさそうに見える彼らだが、ライブとなるとまるで人が変わったようにやる気に満ち溢れている
“やる時はやる”、一本芯が通ったようなそんな感じ
やる時はやるが決して目立とうという魂胆もなく、終わればサッと去っていく
周りが勝手にメインストリームに押し上げようがなんのその、スタンスは変えない
どこまでもクールだ
ライブで殆どMCをしなかったボーカルのチバユウスケ
一見冷たいようにも感じるが、その分一曲でも多く演奏するという優しさがあったんだと思う
優先したのは、目先の優しさよりも奥ゆかしい優しさだったんだと思う
ここにミッシェルがファンを惹きつけるハードボイルドさがある
クールなだけでは、ハードボイルドは成立しない
そこに優しさがあるかどうか
そう思うと、楽曲、バンドのスタンス、バンドメンバーの人となり、その全てがハードボイルドであったように思う
考察してみた結果、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTはハードボイルドであると結論づける