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全日本シングルプレーン研究学会

 

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最近のプロは高弾道アイアンショットが主流ですよね。

あれを見てると自分も高弾道アイアンショットを打ちたくなる。

最近、アイアンショット時のボール位置を左に寄せたら急に高弾道になったので、偶然そうなったにも関わらず少し喜んでいました。


しかし、ちょっと思い出した事があります。

30年以上前の事ですが、学生のバイトで日本プロの練習ラウンドでのキャディーをやった時の事。

運良く中島常幸プロのキャディーとなり、弟子のプロとカメラマンとの4人でののんびりとしたラウンドとなりました。

練習ラウンドなので中島プロも歩測しながらいろんな場所から自由にショットする。

その中で160yのセカンドを7鉄で打ったショットが印象的でした。

巨象が鼻を大きく振り回した様な大きくゆったりしたスイングで、インパクト時はズドン!と腹に響く様な音が出た。

そして弾道は僕が打った事など一度もない高い弾道。

打った瞬間にボールが上に上がってる感じの高弾道で、その後はスピンが効いてないかの様なボヨ〜ンとした球筋で真っ直ぐ飛びグリーンオン。



今でも映像が浮かんで来るくらい強烈な印象のショットでした。

その後、僕もあの球を打とうと努力はしましたが、上に上がるだけでちっとも飛びません。

それでも、しぶとく高弾道を続けたのですが、廣野ゴルフ倶楽部で修行し出してあえなく崩壊。

何が崩壊かと言うと、風にめちゃくちゃ弱いわけです。

廣野は冬場になると強風が吹くのですが、僕の高弾道は前に進む勢いが無く、スピンばかり効いてしまって凧の様に風に持って行かれる。

プロ合格前の他の研修生の打球は風に強く、中弾道ながら推進力を維持してグリーンに届く力強いショットでした。

と言う事で、僕は強い高弾道アイアンショットを打てるほどの力が無い事をすぐさとり、あっさり中弾道ショットに変えたのでした。

アイアンショットはかなりのヘッドスピードが無いと高弾道にしても意味がありません。

ちょっと難しい話しですが、強風下ではスピンコントロールも必要で、特に強アゲインストではスピンを抑えながら強い球を打つ必要がある事も分かりましたが、基本的なヘッドスピードがないと打てません。

なので体力的に劣る僕は番手を上げるしかありませんでしたが、そうなるとグリーンで止まらなかったりする。

その当時、日本の多くのプロは中弾道以下のアイアンショットが主流でしたが、あれは体力のせいなんだろうなぁと後で分かった次第。

ただ、最近はクラブ性能とボール性能が上がったので、アプローチでのスピンを無視すれば、クラブとボールの性能で風に負け難いやや高弾道のショットも普通の体力で出せるようになってるかも知れません。

でも、そうなると強風時に低く抑えて風の影響を弱めるのは難しい…

とまぁ細かい事を言い出すとそうなりますが、今は普通のショットすらままならない練習量なので、普通に振って普通に当たる様に練習しておくのが正解でしょう。

アイアンショットが上がり難い場合はクラブを変えた方が良いかと思います。

ではまた。
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