今更・・・で申し訳ありません!!

「世界パティスリー2009」
http://www.nhk.or.jp/nhkworld/english/movie/feature80.html
フランス、アメリカでの世界大会に並ぶパティスリー界の世界大会を初めてアジアでそして日本で
開催するという大きな試みでした!




そこで、レポートでも結果だけ報告しておりましたが日本は優勝!
会場のお客様を始め、手に汗を握りながら応援していた我々、NHKのクルーの興奮はすごいものでした!


今年の大会テーマは「エコロジー」。2日間、13時間に及ぶタイムレースでした。
8カ国の選手達(各チーム3人)は「皿盛りデザート」、「アントルメ」、「プティガトー」、
ピエスモンテなどの課題を制作。


国際審査員が芸術性やテーマ性、オリジナリティといった視点から作品を
採点した合計得点の結果、優勝は日本チームの総得点は8,075点、2位はフランスで7,770点、
3位はアメリカで7,180点でした。(手前には仕切りをしてある審査員席、後ろは選手たちの作業スペース、こちらも仕切りがしてあり、他のチームの様子はわかりません)


今回はこの大会に先駆けて日本チームが大会と同じ時間配分で作業制作の練習をしていた会場で事前に撮影とお話を伺うことが出来ました!!(真ん中がディレクターさん、カメラマン、技術さん)


日本チームのキャプテンは、帝国ホテルの秋城俊徳さん、



チームメイトのエコールヴァンタン講師の鍋田幸宏さん



エーデルワイスの・パティシエの野田朋宏さん
みなさんそれぞれコンテストで優勝・入賞経験がある若手の実力者揃いでした。

しかし、3人が一緒に大会に出場して作業するのはなんと初めて!!
3カ月の準備期間でお互いの呼吸を合わせての作業を特訓しました。

取材日が練習と言うこともあって色々と味見をさせていただきました。


ケーキ(キャラメル、パイナップル、ミントの絶妙なハーモニー!)


作品の一部となるチョコレート(地球をイメージしています)


イチゴの飴細工(薄くできていて本番では中にイチゴのソースを仕込んで割ってデザートにかかる仕掛け!


大会本番まで日本チームの味覚審査員でもあるホテルニューオータニのシェフパティシエの中島眞介さんの意見も聞きながら作っては改良、作っては改良の繰り返しだということでした。この時に言われたのが「見てわかる、味わってわかるはっきりとした甘さなどの味が大会には必要。
審査員は各国の物を平等に審査するためあまり食べない。だから一口が勝負。プレゼンテーションの仕方にもサプライズをつけるなどの工夫が必要。」


ピエスモンテの作品もは作業場にいくつもの試作品が並んでいました!





これだけ様々な努力を重ねた3人が優勝者インタビューで「勝因は?」と聞かれて口をそろえて言っていたのが「チームワーク」と言う言葉でした。

練習中も大会中もお互い声を掛け合いながら、笑顔を忘れないでいた姿は本当に素敵でした!
そして、真面目かつお茶目な3人でもありました(笑)

NHKのディレクターさんが持参した社品の世界時計を手に・・・

イエーイ!(鍋田シェフ苦戦中)




鍋田シェフ「開いた~!」(皆さん笑顔が本当に素敵!!)





しかしこれだけの準備や戦いを見るとこれからのケーキもまた違った角度から
楽しんで食べられそうです♪