『夏は嫌いなんだよ、ほんと、正直言って』 | 朔太郎のエッセイだったり短編

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「今さらブログのようなものを始めたのはいいんだけどね」
と言って、コーヒーをひとくち飲んだのは良いが
熱くて噴いた。


 夏といえば暑いのは当たり前だ、という考え方がどうもあまり好きになれないので、とりあえず避暑地に赴くことにした。(と言うと「夏が暑いおかげで避暑地に行くことになったんだから結果的に夏が暑くて良かったね」と言われかねないけど、別に暑かろうが肌寒かろうが関係なく避暑地には行ったと思うので、やはり夏が暑いのは好きになれないのである)

 避暑地というとまず思いつくのが軽井沢だ。しかしただ軽井沢に行っても面白くも何ともないので、僕は毎年“北軽井沢”に行くことにしている(軽井沢とどう違うのか、まず県が違いますね)。北軽井沢の貸別荘のようなところだ。今年はたまたまシーズン中に行ってみようということになった為8月に行くことになったわけだけど、いつもは大体5、6人で9月か10月に行っており「寒いなあ、寒いなあ」と言いながら酒やら(飲めない)バーベキューやらを楽しんでいる。今年はまああいにく人数が集まらず三人で行くことにした。

 野上と川口と僕の三人は綿密な計画を立て、8/9の日を迎えた。集合時間は9時。目的地まで2時間半。空は快晴。太陽はこれでもかというくらいそこら中に陽射しをばらまいていた

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