個人のホロスコープでは
天体と天体が織り成す関係も大切なポイントで
これをアスペクトと言うのですが
太陽と土星のアスペクトは
「慣れ」加減に大いに関わると考えています。
例えば
今年から中学入学!、新社会人!…なんていうのは勿論のこと
引っ越しや転勤など
「今までと違う環境」という場面は
人生においてけっこうあるものです。
もっと日常生活レベルだと
人間関係の変化はあらゆるところに転がっていますよね。
そうした「新しい環境」には、
結局のところ慣れないといけないわけです。
というか、いつのまにか慣れていくのですが
この「慣れ」具合いに
太陽と土星のアスペクトも関わると考えています。
土星は「時」を管理する天体で
少しずつ、そして着々と物事を進めていくのにはとても好都合な天体です。
ですから個人のチャートで
土星と太陽のバランスが取れていると
その人は新しい環境や物事に
さほど抵抗なく慣れていけるでしょう。
人は誰でも
どんなものであっても変化の前には躊躇が入りますから
変化を前にして
つい抵抗するのは個人差あれど基本的には同じです。
が、
いざ変化があった後の慣れ具合いには
かなり大きな個人差が出てくるもので
そこにこのアスペクトは関わっているわけです。
ところで
素直さ加減には太陽と月のアスペクトが大いに関わるものです。
「素直でいい人ね」と言う時の、
素直さと良い人加減の話とは少し違うのですが
「反応の素直さ」
…とでも言いますか、
言葉や物事を受け取る時の
「受けとめ方」のスタイルを
太陽と月は表しているのです。
例えば反応が素直にすぐ返ってくる人もいれば
いちいち反発してくる人
また、よくよく考えてようやく自分の気持ちがわかってくる
…といった人もいるわけです。
チャートで太陽と月が示すものは
かなりいっぱいありますから
この事だけではありませんが
あまりに日常的で目立ちにくいかもしれなくても
けっこう重要な事です。
太陽が織り成す
月や土星との関係性は
人が生まれて毎日生活していく上での
本当に基本的なものをシンボルしているのだなと
改めて思います。
あまりにも身近で
特別考えるような事もないかもしれない
そんな基本的要素…の話でもありますね。
ミシェル☆