平成16年の調査によれば、
寝たきり高齢者を介護している人の74.9%は女性なんだとか
続柄でみると、①配偶者が24.7% ②子の配偶者が20.3%
②は、例えばお姑さんを嫁が介護するといったパターン。
日本では昔から、儒教・仏教思想による、
「子が病めば親が取り看、親が病めば子が取り看」という
老親介護の考えが根強くあるんだそうで。
しかも、「要介護者(認知症の人)がいる」ということを世間から隠そうとする習性もあるらしい。
なので、どんどんクローズな困った環境に、家族がしてしまうわけ。
でも現在、女性の社会進出、価値観の変化・多様化のなかで、
正直、このような考えはいささか古いですよね。
しかも、幸か不幸か、医学の進歩により
寝たきりで3年以上という高齢者がざらにいるわけで。
介護って子育てに似てるじゃん。
↓
いえいえ、それは間違った考え。
というのも、子育ては、手間をかけても成長が目に見えるから
頑張れるんだそうですが、
介護は寝たきりで10年という人もいるように先が見えないわけ。
在宅介護者の約3割が、要介護者に対して
「憎しみを感じている」というデータもあるくらい。
それが積もり重なると、「虐待」とか「心中」とか
最悪な結果を招くことも。
そうなると、家族1人だけが介護を負担するのは、
やはり限界があるわけです
しかも、今の時代、女性が外で働くなんて当たり前。
女性だけに介護を押し付けるな!と声を大にして言いたい。
子育てと同じように、旦那様も協力する必要があるし、
無理だったら、介護サービスを上手に使えばいいんです。
なので、何も介護職だけが介護について勉強するのではなく、
むしろ介護で困っている家族が介護保険サービスの知識って必要なんですよ!
あなたは寝たきりでも長生きしたいですか?
認知症や寝たきりになる前に、
自分はこうしてもらいたいという意思表示の書類を
書いておくことをオススメします。
ワタクシは、寝たきりになってまで長生きするのは嫌なので、
「過剰な医療行為はいらない」とか、「介護はこういう方針で」とか
早い段階で用意しようと思ってます