仕事とは何か?生き方まで教えてくれた、初めての人がティーレマン氏。良好な人間関係を築ける会社を選び選ばれる喜び、短くても長くても両想いは嬉しい。

 

だから・・・

順風満帆な人生を謳歌する相手の声が聴き取り難くなった時は、心配した。音楽家なら誰しも経験するキャンセル。世界中から集まる聴衆の前に姿を現せず、良心の呵責に苛まれたことでしょう。一方、主役を張れない脇役(私)は先日「夢が叶いますように」と暢気な記事を投稿。すると、その晩メッセージが届く。差出人は、彼と共演歴のある音楽家。地球の裏側に心情など伝わるはずはないのに、第一声が「心配し過ぎないで下さい」とは余りに偶然。この機に気持ちを切り替え、旅の計画を再開。

 

その前に頭の固い話を済みません。クラシック音楽オペラ鑑賞の回数が減ったのは、「限界効用逓減の法則」そのものではないかと私は考える。似かよう経験の繰り返しは小さな努力で実を結ぶ為、そう簡単に一生に一度の感動は味わえない。私が想い描く理想の鑑賞とは、恋に落ちること。まるで、相手を初めて知ったかのように。そして年月を重ね愛に昇華する恋(公演)の点と点が繋がると奇跡が起こる。それには、次に何をすべきかアイデアを出したい。特殊的好奇心を高めることが、未来を作る。

 

2023年『我が最愛の指揮者と私のクラシック音楽&オペラ独り旅』のテーマは、音響芸術の真髄に迫る旅。偉大なる作曲家達を通じ彼の心の軌跡を辿れば、自分の過去を評価し現在と向き合い未来を見極められる。彼は正に私のメンター。

 

独り旅には、健康も要。スポーツクラブ通いは、何十年になるだろう?我が最愛の指揮者の美しい後ろ姿や立ち姿に魅了され、腰痛の予防にも効果的な体幹トレーニングを昨年から開始。3キロ体重を増やし「体」に少し自信がついたところで、次は「心」か。そして「魂」のよりどころを持てれば、苦しいこと辛いこと悲しいことがあっても逞しく生きていける。彼に出逢い、以前より私は傷付きにくい人間になれた。

 

最後に、日本を代表する航空会社の話を。昨年から今月にかけて、様々な事情があるのだろう、スケジュール変更は6回以上あったと思う。当初、これまで避けてきた0時以降の便を予約したが、何時の間にか身体に優しい時間帯へシフト。そして、間もなく新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけは2類相当から5類に移行する。昨年5月のウィーン旅行より楽になる分、気を引き締めて。

 

P.S. ドイツ語の独学は・・・想像以上に険しく、覚えれば覚えるほど忘れる数が多くなる。開き直り、2033年までに10000時間を目指そう。