私が住んでいるところは、山の付近ではないので、
熊に遭遇するということはありませんが、
昨今、熊が出没、人に危害を加えた、というニュースが後を絶ちません。
どの報道も、"山に餌がないから、降りてきてしまう。"
この議論を辞めない限り、問題は解決しないでしょう。
原因として、わかっていることがあるなら、
それを対処すれば、解決できるはずです。
にもかかわらず、解決に至らないというのは、
原因の設定が誤っているからです。
確かに、山に餌がない、のは、事実でしょう。
問題は、なぜ、山に餌がないのか。
そもそも、これまでは山に餌があって、
熊も食事に困らなかったのは、なぜなのか。
という点。
要は、餌になるはずの山の幸が、
なくなっているということですよね。
山は山でも、誰かが所有しているわけです。
その誰かが、何かを理由に、それまで潤沢にあった
山の幸を、維持できなくなっていることがそもそもの元凶です。
野生の熊というけれど、山に住んでいて、
その山は、〇〇さんの山です。
国の所有です。
などいうなら、もはや野生ではありません。
それは、飼っているという認識になるでしょう。
飼ってはいない、というなら、
殺処分しかないですよね。
いや、絶滅が怖いから、殺し尽くせない。
というなら、飼わなければいけないですよね。
自生する餌を待っていても、無駄なわけですから、
1日に3回、餌を与えにくる、など議論しなければならないわけです。
要は、腹をすかしているから、街に出てくるわけです。
解決する気がないんだろうなぁ、と呆れますね。