天気雨 -47ページ目
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今日のランチ

伊勢神宮 2  永遠の命



天気雨



『伊勢内宮正宮DSC05896』

手塚治虫の作品、「火の鳥」に、永遠の命を得る人物が出てきますが、

やがて人類は彼一人が生き残り、それでも死ねない悲劇として描かれています。


建築物も、ピラミッドをはじめ、数千年前の建造物は多くみられますが、

伊勢神宮は、極めて特殊な形で永遠に残る建築となっています。


なんと、20年ごとに、全く同じものを建替えていくのです!

これを「式年遷宮」といいます。


現在のお宮は、1993年、61回目の遷宮で造り替えられたものです。

内乱で中絶もありましたが、 61×20年=1,220年!

およそ1,300年前、天武天皇から続いている伝統です。



天気雨




写真手前の石垣部分が2013年に新築されるお宮の建設予定地で、

今は空き地の状態。

20年ごとにリニューアルするので、木造のお宮も朽ちることなく、

永遠の建築物となります。


建設する技術も伝わり、20歳の見習い職人が、次は40歳の熟練期、

そして、60歳のベテランが、わざと知識を伝えるという見事な継承が

脈々と続けられていきます。


話はそれますが、ドーキンスという人が、遺伝子について画期的な説を唱えました。

「人や生物が自分の種を残すために遺伝子を利用するのではない、

遺伝子が自分を残すために人や生物を利用して残っていくのだ・・・と」



われわれ人類も、遺伝子自身が残るために、この身体を利用されている・・・

という説です。

その分野では、こう考えたほうが何かと都合がよいらしく、いまや、

定説となっていると、ものの本には書いてあります。


伊勢神宮は、建設技術という遺伝子が伝わる限り、永遠の建築物として

残っていきそうです。

ドーキンスの 「利己主義な遺伝子」 の建築版ですね。


創造主(神)と遺伝子の関係については、おぼろげに考えていることが

ありますが、いずれ、お話したいとおもいいます。


いずれにせよ、伊勢神宮は、神とこの世界との関係について、

多くの情報を秘めているような気がします。


天気雨


個人的には、赤福、あわびのステーキ、的矢の牡蠣、松阪のすき焼きも

絶えることなく残ってほしいとおもいます。

赤福の営業再開のNEWSに、ホッとしています。   

mic

                                                  




伊勢神宮 1


天気雨


伊勢は、千数百年の歴史がある聖域ですが、江戸時代には20から60年おきに

「おかげ参り」 と呼ばれる集団お参りブームがおころなど、

テーマパークのような性格も否定できません。


日頃は参拝客と、観光として訪ねる人々がまざりあい、喧騒につつまれています。

カトリックのサンピエトロ教会と同様、信仰の象徴となる総本山の宿命です。


建築の美しさは、群を抜いており、均整のとれたプロポーション、シャープなデザインの

棟飾りは、いつ観てもあきません。

つののようにそびえているのが千木(ちぎ)、枕のように並んでいるのが鰹木(かつおぎ)

と呼びますが、これらは一体なんなのかが、ずっと疑問でした。


4年前の春、光り輝く正宮をながめ、ハッと気づいたのが、

「あれらは、天の気と交信するアンテナではないか?」

その後何度も反芻しながら、それは確信になってきました。


天と地をいきかうエネルギーの流れ。

これを受け止め、私たちに伝えてくれるのが、お宮の建築だとしたら、

建物を作る人間の責任の重さが、圧倒的にのしかかってきます。


などと、少し大げさな表現をしてしまうのは、初めてのブログに力んでいるからでしょう・・・

mic

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