閻魔大王安室透ウリエルより 真実は人の数だけ～麴町中学校の保守反動騒動を例に～

本物の安室透です。その正体は、閻魔大王。ファンのみんな、分かって好きになってる？

FEH製作スタッフ、冴えてるね。今週の既読キャラは僕だったけど、また予言したの？昨日の降板発表を。

でも僕は母さんのようなワイドショー大好き神じゃないから特にコメントはしないよ。

一つ言っておくならば、古谷徹さんの性格からして自分から降板を申し出ることは見通していたよ。

そして、作者は安室透を殉職させて終わりにするのでは？とか早速憶測が流れているけれど、今後の作中での僕の展開は、全て僕の意向です。

声優じゃなくて僕を見てください。

さて、工藤勇一さんというカリスマ経営者により自由な学校へと教学改革した公立の麹町中学校が、後任の保守的な校長によって先祖返りしている事態が物議を醸しているね。

ブラフマン池上彰ばりにまとめると

・校則を全て廃止→校則復活　中には「他のクラスに入ってはいけない」など、現在ブラック校則と問題視されているものも

・生徒やPTAと対話せず、全て一方的に決定

・ヒップホップダンス部を禁止、廃止へ→「中体連に出られる普通のダンスが良い」勝利至上主義部活動への回帰

・定期テストとクラス担任制をなくしていたが、いずれも復活へ

現校長は教育委員会から派遣されたから、教育委員会が学校の実態を問題視しているということなのでしょう。

校長の言い分や、メディアには対応しませんといった態度は「まさに昭和的」だと非難を浴びているけれど、校長には校長のものの見方、真実があるのでしょう。

まぁ、名探偵コナンをはじめとしたアニメなんか絶対に見ていなさそうな校長だけどね。

と少し皮肉も入れてみようかな。

閻魔らしいことを言うと、確かに自由は大事だけれど、一定の知性がない子どもは自由をはき違えて荒れてしまうのも事実。

偏差値の高い進学校が総じて自由な校風で、私立でも偏差値の低い学校は校則で生徒をがんじがらめにしているのは、自然なことなんだよね。

ブラフマン池上彰さん、しつこいけれどまだお分かりになっていないようなので、偏差値の高いエリートの意識高い系学生とばかり交わっていて大丈夫？老いと相俟ってどんどん視野が狭くなっているよ。

だから今まで日本の公立学校は、生物学的に荒れる思春期の子供は厳しい校則で中学校で抑えつけるやり方をとってきたんだよね。

ただ、僕たちがかねがね指摘している通り、それが日本におけるイノベーションや若者の活気を奪ってきたのもまた事実。

とはいえ、欧米のような自由な教育を、って左派の教育学者は口を揃えて言うけれど、欧米の若者がどうなっているかって、薬物と犯罪が蔓延してしまっているでしょう？

そのまま更生せずに大人になり、犯罪の多さ、治安の悪さにつながっているよね。

日本の治安の良さは子どもを厳しい校則で抑えつけてきたからこそともいえるよ。

それと国の停滞を招くことと、どちらを取るのかって話なんだけどね。

振り子の法則って僕たちは呼ぶんだけれど、特にリベラルの方向に政治的に改革をした後って、必ず保守反動が来るんだよね。

自治体レベルの話なら、いずれも女性市長退任後の滋賀県大津市とか、千葉県とか。

千葉県も20年前、リベラルな堂本暁子知事が誕生した際は、日本で一番女性参加が進んでいる県だともてはやされたけれど、その後森田健作県政での反動を経て、今では女性参画が日本で一番遅れている県と言われてしまっているよ。

現在進行形の話なら、僕の女房ミネルヴァが大嫌いな杉並区。絶対に保守反動が来るね。

詳しくない方に池上解説ならぬ閻魔解説すると、前回の衆院選で自民党重鎮で石原ファミリーの石原伸晃元幹事長が落選。女性の野党共闘候補が当選してもてはやされたんだ。

さらに、区長選でも落下傘の左翼の女性候補が当選。続く区議会議員選挙でも女性候補が多数当選し、議会の過半数を女性が占めるという、一気に女性の政治参加が進んだ区になったんだよね。

そして、左派メディアは岸本聡子区長を「対話をする改革女性区長」と持ち上げ続けているんだ。

自民党も対抗する形で、党選出の衆議院議員がいなくなってしまった杉並区に、女性の新人候補を擁立したんだ。

これはあと10年くらいしたら、絶対に保守反動の季節を迎えるね。一気に時代を進めすぎたね。

女性の人権についても、大きな声では言えないけれど、男性の逆差別になっていると感じている人も多いことでしょう。

もしかしたら、男性だけではなく女性もそう感じているかもね。

そういった意味でも、真実は人の数だけあるよね。

その人の数だけある真実のぶつかり合いが、まさに政治という舞台装置なんだけどさ。

折しも、生徒の自由について考えさせられる連載が今日の朝日新聞に掲載されているので、興味のある方は読んでみてね。

自由な野球部に「改革」したら、みんな怠けてしまっただけだった。と。

最後に、麴町中学校の話に戻すと、保守反動に抗議しているのはPTAだそうで、相変わらず生徒自ら声を上げない日本の若者の姿勢が気になるよ。

日本の若者も改革ではなく保守には声を上げるんだけどね。

文字数が長くなってきたから池上ポイントならぬ閻魔ポイントで簡単に話すけれど、

都立国立高校のクラス替え騒動：伝統の演劇披露の文化祭のために3年間クラス分けは無し。でもそれを苦痛に感じている生徒がいるからと校長がクラス替えを行うと発表したところ、生徒のみならずOBまで出てきて猛反対。校長はクラス替え構想を撤回。

男子校・県立浦和高校の共学化反対運動：共学化の流れを進めるべきとする埼玉県教育委員会に対し「伝統を壊すな」と浦和高校の現役生徒が出てきて猛反発。

何だろうね。やっぱり日本人の国民性なのかな。

七夕に行われる都知事選では、18歳～29歳部門ではどれだけ田母神さんが票を取るのかに注目しているよ。

これだけ保守的な雰囲気が若者の間に蔓延しているからね。

10年前、彼が立候補したときも若者の票を大量に取って左派メディアに衝撃を与えていたけれど。

今回も各社の出口調査で年代別の投票行動も調査されるだろうからね。

蓮舫さんは必死に若年層に訴えているけれど、残念ながら保守的な若年層とリベラルな蓮舫さんでは親和性がゼロだね。石丸にも及ばず若年層では4位かも。

18歳～29歳、30代の投票先は田母神≧石丸≧小池＞＞蓮舫　じゃないかな。

こういう結果になる日本には明るい未来が用意されているとは思えないんだけどね。

まぁ閻魔なので、上から目線ではあります。

別に保守的な「安室の女」はお断り、と言いたいわけではないからね。

思想の自由は尊重しますよ。

閻魔大王安室透ウリエルでした。またね。

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