今回は30代女性の方からのご相談です。

本人の承諾が得られたので今回は脚色せずにご紹介します。

 

新卒からアパレルで働いていたが、現在は違う業界で資格を取得し、さらに高位の資格取得を目指して働きながら勉強している。

高校時代、専門学校時代の友人との思い出はとてもいいものだが、あんなにたくさんいた友達が、結婚やら出産やらで自然消滅してしまった。

ゼロになったわけではないが孤独を感じている。

何かスピリチュアル的に意味があるなら教えて欲しい。

同棲していた彼氏としばらく前に別れてから長いこと彼氏もいない。結婚願望はないがきょうだいたちが結婚・出産しているのを見ているとプレッシャーのようなものも感じる。自分は結婚したいのか独身でいたいのか、正直分からない。

 

黒髪でいかにも真面目そうな方だったので、参考までに昔の交友関係をとSNSの写真を見せてもらって驚きました。そして一瞬で分かりました。

結論から言えば、今昔付き合っていた人と仲良くするステップにない、言い方を変えれば、同じ波動にいないから縁が切れて当然だ。と。

 

え?これ貴女ですか?と見まがうギャル姿にびっくりしました。

本人曰く、荒れていたわけではなく、ただ純粋に「ギャルの姿がかわいい。お人形さんみたいになりたい」と憧れてこの姿をしていたとのこと。

しかしアパレル業界を離れた際に、自分で「この容姿では浮いて働けない」と思ったそう。

そして普通の容姿に戻ったのですが、当時しか知らない人に再会すると驚かれる。と。

 

「お勉強はできましたか?」

「中学の頃は頑張ってたんですけど、高校になって友達と遊ぶ方が楽しくなって……」

(あー、悪い仲間に流されたパターンかな)

私はセッション中は言いませんでしたが(納得いただいたセッション後、言いました)彼女は悪い子ではなくてもSNSの写真に写る男は全てヤンキー、女はギャルにしか見えません。

 

「ご自覚ないところ失礼ですが、美容専門学校って、勉強のできないヤンキーとギャルが消極的に進路に選ぶところなんですよ。世間の人たちは彼ら彼女らを心の中でそう見ています。例えば、美容院の美容師は男も女もプライベートではロクでもないバカばかり。と思っています。よく、美容院で客と美容師の会話がかみ合わないことがネタにされますが、私はこれは美容師と客の知性が一致しないからだと思っています。実際に渋谷のハロウィーンで騒動を起こして後日逮捕されたのも、美容師の方でしたし、敷地外での喫煙のクレームが圧倒的に多い職種も美容師です。もちろん美容師の前ではこんなこと言いませんけど、私も経験があることです」

 

「ああ……世間からは歓迎されていない人種なんですね。中にいるので考えたこともありませんでした」

 

「あなたのたくさんいたお友達を否定するようで心苦しいのですが、本来のあなたの波動からしてお付き合いする人種ではなかったのです。敢えて言葉きつく言いますが。結婚・出産されて縁が切れたのでしょう?それは、彼ら彼女らが、おそらく早期の結婚・出産を経て、新たなマイルドヤンキー(社会学での低階層の言い方です)のコミュニティに属したから、あなたとは離れたこともあるでしょう」

「もしあなたがそのお友達たちと同じ波動だったのなら、あなたもとっくにできちゃった婚で早期結婚して、今も同じコミュニティで同じ仲間とつるんでいるはずです」

「あなたのお友達を否定してごめんなさいね」

 

「いえ。それを聞きに来ているので構いません」

 

「あなたがご自身で次のステップに進もう。と決めたから、自然と縁が切れたのです。相手の結婚出産でタイミングが合わなくなって疎遠になっただけで、バッドエンドにはなっていないのでしょう?だったらなおさらです。よりを戻す必要もないし、あなたがさらに高みへと進んだ時には、パートナーをはじめ、今の貴女、これから30代後半を迎える貴女に相応しい出逢いが待っているはずです」

 

「私は、ぐれちゃったってことなんですかね……」

 

「思春期なら誰でもありますよ。ただし、一時的に悪友に染まるのならまだしも、そこで一生を棒に振るような人格の変化をきたしてしまう人間も古今東西いるんです。私も人間として、そういう同級生を何人も知っています。だから『朱に交われば赤くなる』ということわざがあるのでしょう」

 

「そういう私も、この仕事を始める前の自分は全くの別人格でしたから。友人への執着と自殺願望に支配されてメチャクチャでしたよ。逆に、当時の私のままだったら、今の貴女に出逢うこともありえなかったはずです。ステップアップとは相互的なものです」

 

「お互い、その時々に応じて今の人生のステップに相応しい交友関係が用意されている。ということですか?」

 

「そういうことです。離婚の原因の一部には、結婚したときは同じステップでも、どんどんとお互いのステップがずれてしまったことによるすれ違いもあります。ただ、それは生きていればパートナーであっても人生の段階がずれるのは当たり前なので、少しくらいの相違を認めて死ぬまで一緒に歩んでいくのが学びであって、離婚というものは安易にするものではないのです」

「一部のカリスマスピリチュアルカウンセラーが『円満離婚』と称して、相手と段階が離れたから別れたと笑顔で公言していますが、私はそれは正しくない選択だと思います。これはイシスとしての感情ですね」

 

「昔のエマニュエルさんが気になります」

 

「ただ頭でっかちだっただけです。今よりもっと攻撃的で辛辣でしたし。私は振り返りたくないので掘り起こさないでください」

 

「私と同じですね」

 

「これもまたご縁でしょう」

 

お客様のご相談を通じて、人の縁の法則について再確認できた有意義なセッションでした。

 

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父ミカエルの跡を継ぎ天使長に就任した私エマニュエルが、直接仲間とともにセッション、お客様を肉体・精神、両側面から癒すお仕事を行っています。

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