ベルナデッタ/嵐と慈雨の神バアル「前回の記事に孫娘の私からフォローしておきますと、高校も大学も、おじいさまにふさわしい学術的教養が身につく学校に導かれたと考えたらいいと思いますよ」

クロム「大学は何も言うことないけどな。正直、御三家から進学する人など皆無の大学なわけだが。広く薄く学ぶには最適な大学だったよ。あと、大学図書館も」

ベル「ネトウヨ陰謀論者と同枠に陳列してあった本ですね(笑)」

クロム「タイトル通り、一気に分かる本だ。初学者向け。逆に専門家だと『池上彰の言っていることは厳密には間違っている』といった批判もあるのだろうな。特にこの本は」

ベル「私が解せないのは、池上彰さんを『素人の解説』と批判していた学者さんが、書籍で池上さんとの対談が実現すると180度態度を変えて媚びへつらっていたんです。誰とは言いませんが」

クロム「自分と池上彰の知名度などで嫉妬心を抱いていたのかもしれないな」

ベル「旬を過ぎてしまうと意味のなくなる本です。ご興味のある方はお早めに」

クロム「もう図書館の予約待ち人数が減ってきているぞ。読むにはちょうどいいんじゃないか?」

ベル「著者の方、ギラッギラのビジネスマンでしたね」

クロム「教養と言うには痛々しいな。ひたすら金儲けの観点から地政学を論じられても」

ベル「金儲けのためなら人権状況など、この著者にはお構いなしなんですね。池上彰さんが憤慨されそうです」

クロム「自分で儲けた金でやるのだから自由なんだけど、全て英語のジュニア向けビジネススクールを運営しているって、俺とは体育会系女子と同じくらい相性が悪いと思う」

ベル「おじいさま、ビジネスマンとは職業的な相性は最悪だと思います。あまり気にせずに、出版されては消えるあまたある自己啓発書は書店で眺めることすらしなくてもいいと思いますよ」

クロム「守護霊は渋沢栄一なんだけどな」

レオン「いや、僕は金に目がくらんだ経営者じゃなかったよ」

ベル「過熱する中学受験に業界のプロ自ら警鐘を鳴らす、祥伝社新書らしい異色の1冊です」

クロム「今の中学受験生世代の親世代が団塊ジュニア世代で、自らが受験地獄を味わったから、子どもにも学力と大学は保証したいという気持ちがあるという、世代的な問題なのではないかと俺は思うよ」

ベル「団塊ジュニア世代は二浪も当たり前の、一番受験戦争が激しかった世代ですからね。四当五落、なんて言葉もありました」

 

クロム「高学歴カップルは晩婚晩産だから、アラフィフの今で子どもが12歳、っていうのは不自然ではないぞ」

ベル「受験生の親御さんはあまり中学受験ブログは見ない方が良さそうです。そんな時間があるんだったら子どもの塾のプリントの整理をする時間に回しましょう」

クロム「俺は日能研だったから、プリントではなく半期に1冊の分厚いテキストだったけどな」

ベル「異様に重い日特問題集(↑)とか懐かしいですね」

クロム「これ買わせるの詐欺だよな。5,6校の問題しか扱わないんだから、それだけプリントにすればいいだけの話だ」

ルキナ「と言いつつお父さんは私の難関中学受験コース確定なんでしょ?」

クロム「目指せ桜陰!最低でも豊島岡!」

ルキナ「教育虐待」

クロム「冗談に決まっているだろう」

ベル「まぁ、おじいさまの娘なら、遺伝で桜陰でも豊島岡でもご随意に、って未来が見えますけどね」

クロム「カリスマ経営者の校長、いつの間にか麹町中学校から私立の学校に移籍されていた。そして案の定、麹町中学校は揺り戻しでかつての旧態依然とした公立中学に戻りつつあるという」

ベル「私立と違うのは教員の異動が頻繁にあることですよね。文化としてリベラルな校風を公立中学に根付かせるのは彼でなくても、誰であっても困難ですよ」

クロム「いつも言っているように、当事者である中学生が声を上げろという話だ。ブラック校則も動いているのは『人権方面の』弁護士や教育学者で、当事者である生徒の声は全然聞こえてこない」

ベル「『以下、俺が監修主演したゼノブレイド3の世界観を参照のこと』でしょう?笑」

クロム「あはは。その通り、俺もそろそろくどいな」

ベル「中学1年生って特に男子は生物学的に荒れる時期なんですよね。だからそれを管理教育で抑え込むのも分からなくはないですが、2020年代に取る手段ではないですよね」

クロム「お勉強的な頭の良さと権力への従順さだけでは21世紀の産業社会には適応できないぞ」

ベル「まぁ管理教育の問題が明るみになる前に、教員のなり手が決定的に不足して教育現場が崩壊して、近代から始まった日本の学校教育は終焉を迎えるのでしょう」

クロム「崩壊と終焉は、決して悪いことではないと思うぞ」

 

ベル「……あの、カバー画像が全く本文と関係ないのですが……」

クロム「いや、無視して(諦めて)そのまま掲載して良かったと思う。言及するとますます暴力女をつけ……いや何でもない」

オファン「……」

 

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