小学生の頃、ペア活動と呼ばれる上級生(下級生)と組んで1年間集会で行動を共にするという活動があった。

1年生の時に組んだ先輩は、とても頼もしく見えた。のだが……

その先輩は中学に入ると非行に走り、荒れていった。

今も生活圏が一緒でたまに見かけるのだが、薄汚れた作業服に今となっては珍しい(法律違反ではないのだが)喫煙所でないところで喫煙という姿を見ると在りし日を思い出して切なくなってしまう。

今でも取ってある、「1年間よろしくね」の彼が私に書いてくれた手書きのメッセージ。

変わり果てた姿を見ると逆に捨てるに捨てられないのだ。

こういう書き方をするとネガティブになってしまうが、既婚者で子どもの姿も見かけたことがある。仕事は大工のようだ。

 

向こうは私のことを覚えているのか、単純に印象に残っていないから忘れ去られているのか、意外と覚えているけれど向こうも気まずくて声をかけてこないのかは分からない。