メルキセデク/フローラ「今日は番外編ね」
クロム「俺はこの話、誰得案件だからメッセージしなくて良いと何度も伝えたぞ。フローラやメルセデスのイメージが壊れても責任取らないからな」
メルキセデク「別に気にしないわ」
メルキセデク「私が香りの女神として伝えたいのは、香りって要するに生命体の匂いだから、植物の香りも人間の体臭もカテゴリーとしては同じってことね」
クロム「アロマテラピーって言うと聞こえはいいけれど、樹木の体臭に癒される行為だって君は言いたいんだよね」
クロム「そうなんだ。俺は詳しく知らんが」
メルキセデク「清潔にするのはとても大切なことだけれど、匂いがする人は嫌だと言っていたら、自分で生涯独身を宣言しているようなものでしょう」
クロム「確かに、コロナ禍で交際して結婚したカップルは、いつもマスクをつけていてお互いの体臭を知らないから結婚した後、大丈夫だろうかと君はいつも言っているね」
メルキセデク「実際この後、今年から数年は、離婚率が高まると私は見ているのよね。直接的に匂いが合わないという理由でなくても、そこから当然のように派生する価値観の違いが決定的になって」
クロム「体臭が合わないと価値観も合わないというのは分かる。今後の離婚統計に要注目だな」
クロム「君その話しつこく言ってくるよね。俺は今日まで掲載するの却下してきたのだが」
メルキセデク「3年間片想いしていた人が、卒業式で初めてマスクを取ってみると、口臭が酷くてげんなり……文字通り百年の恋が冷める様を目撃してしまったわ」
クロム「クスクスしながら目撃しているのって女神じゃないよね」
クロム「まぁ、告白して敗れるよりもむしろ良かったのかもとも取れるがな」
メルキセデク「日本人って外国人観光客の急増もあって外国人の体臭についてあーだこーだ言うけれど、そういう日本人が世界で一番口臭が酷い民族だって世界中で陰口叩かれているわよ」
クロム「唾液が出づらい民族性で、口内『フローラ』が乱れやすい、って君は説明するね」
メルキセデク「フローラだけにね。フローラもメルセデスも息はキレイなのでご安心を~」
クロム「さすがに安心したわん(笑)」
メルキセデク「おふぁーさんが入ってる(笑)」
クロム「君と話していると匂いの話ばかりなんだもん。それも人間の体臭ネタ。香りの女神ってそういう専門領域なのかって俺が一番衝撃を受けているよ」
メルキセデク「王様のブランチの定番コーナー、賃貸物件の紹介。今回はシェアハウスの豪華な設備を紹介していたのだけれど、一人用のサウナって(笑)」
クロム「居住者のうち誰か一人が独占するならまだしも、使用者のうち一人の体臭が酷くて他の人が使えなくなること必至、って君はクスクス笑うんだ」
メルキセデク「香りに配慮した住居設計をしないとダメよ~(笑)」
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