ブックオフも低価格コーナーの値上げが進んでおり、ブックオフ草創期には105円コーナーだったものが、消費増税を名目に108円、そして一気に200円になり、さらに税込でいいよねということで現在は220円コーナーになっています。登場時の倍です。

その代わり、105円では置けなかったような多少質のいい本も混ざるようになりましたが。

そしてこのたび、さらに少し高い価格帯の、380円コーナーが登場しました。

「380円以下」でコーナーがまとめられているので、値札を確認しないと220円なのか380円なのか分からないのが厄介です。

その代わり、従来であればブックオフの中古定価コーナーに置かれていた本が、380円落ちして置かれるようになったので、狙い目ともいえます。

前から観察しているのですが、中古定価の高い本でも、在庫が3冊4冊と重なると、1冊380円、220円コーナーに移動する仕組みのようです。

さらに、この380円というのもポイントで、クーポンが使いづらい価格設定になっているのです。

ブックオフアプリ会員になっていると、毎月29日「ブックの日」(←ちょっと苦しい語呂合わせで)に500円以上の会計で300円引きのクーポンが配られるのですが、これ、帳尻を合わそうと最低価格の110円の本を買い足しても、490円となり、クーポンがギリギリ使えないのですよね。

それを考えた上でブックオフは380円という新価格帯を設定したのだと思います。

ブックの日にクーポンを使いたいのであれば、380円に加えて220円の本も探して600円にし、300円引きで300円の会計にするしか最安にする方法はありません。

 

ネット上の話題からは廃れていますが、「ブックオフせどり」は相変わらず盛況です。

というか、明らかにせどり目当ての男性客ばかりです。

ブックオフとしても、せどりされるのは仕方がないけれど、せどらーにクーポンを使われるのは嫌という気持ちがあるのでしょうね。

ちなみに、ブックの日以外でも、半月に1度、100円引きのクーポンが配られるので、220円の本も120円で買うことができます。

そう考えると、元105円コーナーの本も大して値上がりしていない、とも言えます。

(ただし、120円で買えるのは半月に1冊までに限られますが)

 

また、まだ店舗が限られていますが、オンライン事前決済で、350円で220円以下の本が5冊買える「ブックパス」というシステムも導入されました。

上手く使えばお目当ての220円の本が70円で購入できます。

ただし有効期間が3ヶ月と短いので、お目当ての本が5冊見つけられないとかえって損になってしまうところも妙です。

ブックオフはしっかりとシステムは考え込んでいますね。