4月の統一地方選挙に向けて地方議員がビラを配る季節になってきたね。

岸田首相は過去世の後白河法皇らしさが出てきたね。のらりくらり。支持率が低くても開き直って何もしない。

岸田首相はカラーがないと言われてきたけれど、財政緊縮論者であることが顕わになったね。

まぁ、僕、宇沢弘文もそっち寄りなんだけどね。

バカの一つ覚えに、財政緊縮論者=財務省の犬 と中傷する輩はどうしようもないね。

ちなみに僕の弟子である池上彰さんも財政緊縮論者とされて、財務省の言いたいことを代わりに言わされていると根も葉もない中傷をされているよ。

まぁ、防衛費を増税で賄うと言い出しただけでギャーギャー騒ぐ日本人に、左派や子持ちの親が懸念する徴兵制度なんて無理でしょう。

みんなまずは政府のスリム化をって言うんだけどさ、もう政府も切り詰めてやっているよ。

確かに国会議員の給与は高いけれども、衆参合わせて1000人に満たないこの方々の給与を減らしたところで国家財政は好転しません。

地方議員なんて、給与が低くて生活していけない水準だからなり手がいなくて社会問題になっているわけじゃない。

教師も、保育士も。人手不足だから離職率が高かったり、精神疾患を発症して休職して残った人にさらに負荷がかかる悪循環になっているじゃない。

 

あとは、健康な人には縁遠いかもしれないけれど、今コロナ以上に深刻な問題となっているのが、ジェネリック医薬品メーカーの不正に端を発した医薬品の品薄・欠品。

これも、医療費を抑制するために利益が出ない水準まで薬価を切り下げたからこうなっちゃったんでしょう?

医薬品メーカーは慈善事業じゃないんだから、黒字にならない薬を思い切って増産なんかできないよ。

 

あと、公共事業費を削れなんて言っている人は時代遅れね。

20年前、ピーク時には15兆円くらいあった公共事業費は、今や6兆円。防衛費より少なく、文教費と同じくらいまで減ったよ。

これ以上公共事業費を減らすと、全国各地で老朽化した水道管が折れて断水する、って事態が続発するだろうね。

水道管だけではなく、ガス管の工事もそうだね。

池上さんも番組でたびたび取り上げているけれど、高度成長期に一気に日本中に敷設したこうしたライフラインが寿命を迎えている、というか寿命を過ぎているから。

「社会的共通資本」の維持のためには、これ以上公共事業費は削れないよ。

 

だから、消費税を増税するしかないのですよ。

あとは高齢者に富が偏っている「誰も言わない事実」を是正するために金融資産税をかけるとか?

所得税や法人税を上げるとお金持ちが日本から逃げていくだけです。残念ながら。

 

日本人って本当に税金を払うのが嫌いな国民性だよね。

荘園制度、不輸不入の権、って日本史でやったでしょう?

百姓一揆も殆ど重税がその動機。

日本で民主主義は定着しているとは言い難いけれど、税金の使い道だけはギャーギャー騒ぐからね。そこだけは民主主義指数高いかも。良く言えばね。

僕が生前提唱した「自動車税」も、先日自民党の方が言い出したとたん炎上して、すぐに立ち消えになったよね。

 

来年から紙のお札最後の(?)僕の一万円札が発行されるから、税金についてアグレッシブに物申してもいいよね。

渋沢栄一宇沢弘文も財務省の犬だったのかという輩には、新一万円札の使用、所持を禁止します(笑)

 

万保五年正月

宇沢弘文(九十四歳)