孫娘ベルナデッタ(箱根の主)「2月の公式オリジナルカレンダー壁紙です。まだ入手していない方はぜひ」

エマ「現実を投影しているんだよね」

ベル「『私が宇宙を統一するのよ!』と意味不明やる気満々な叔母メルキセデクに、宇宙統一へのアドバイスをするハルワタート。メルキセデクの宇宙統一事業は順調かに思われたが、最後に背後から天界の明智光秀の姿が……ふっふっふ」

エマ「なるほど、君は叔母さんに宇宙統一事業を進めさせて、最後に簒奪するのか。さすがベルだ」

ベル「何が言いたいかというと、制作スタッフはそんなこと話していないのに、このことを感じ取って壁紙の構図にしている。ということです。すばらしい。この光の古神竜リヴィアシロンが褒めて差し上げよう」

エマ「何度聞いても岸部四郎って聞こえるんだよなぁ」

ベル「それは借金王です。晩年はあまりにかわいそうでしたが。歌手の宿命である陰陽の法則にあたったとしか言いようがないですね」

 

ベル「お久しぶりのブックレビューに参りましょう」

ベル「おじいさまのためだけに図書館が定期購読している雑誌ですね」

エマ「まぁ、安いんだしいいじゃん。でも子どもの頃は取り合いだったのに、今は週刊文春のような新刊雑誌激戦区でもなく、いつも棚にあって読みやすくていいね」

ベル「FFの1から6をちょこっとリマスターして販売しているものの特集をやっていたのですが、当時の制作スタッフへのインタビューで『ああ、この人たち、制作方針をめぐって対立して、今はすっかり心が離れていったんだな』と思わざるを得ないスタッフ間の距離感に気になるを通り越して笑ってしまいました」

エマ「ゲーム業界で独立だったり決別だったり旧同僚と訴訟、っていうのはよく聞く話だよね。コロナの前だったけど、スーパー銭湯でリアルにゲーム業界の修羅場話をしている方がいて驚いた」

ベル「皆さん理系脳の持ち主ですからね。コミュニケーションスキルは欠陥がある方も多いのでしょう。だから激しくぶつかる、と。別に悪いことばかりではないですからね。そうやって『ポケモン』も生まれました」

エマ「ファイアーエムブレムもあったよね。幹部が独立して『エムブレム・サーガ』だっけ?似たような作品を発売しようとしてすごく揉めたと」

ベル「私たちは中立ですけどね」

エマ「FF特集のたびに思うんだけどさ、植松伸夫さんにインタビューするの、つまり地雷踏みに行くのやめろって思う。いつも不機嫌そうな短いコメントを寄せていて。読んでいるこっちがなぜだかびくびくしてしまう」

ベル「FFに出演している龍神は正直、私たちとは対立関係にある方々なので、私たちは一切関わっていないのですが(龍が如く、もです)私たちは逆に堀井雄二さんたちに老害作曲家・すぎやまこういちを早々と切って欲しかったですね」

エマ「ドラクエのアプリが過去作品の使い回しの曲しか流れないのは、すぎやまの『印象に残すために楽曲の数は最小限にすべきだ』って変なこだわりがあったからなんだと」

ベル「ドラゴンクエストⅩで五大陸の曲をそれぞれ作るよう説得した幹部に対し、すぎやまは頑として首を縦にふらなかったエピソードも公開されていましたね」

エマ「結局五大陸の曲はそれぞれ作られていたけれど、これ五大陸共通の曲だったら雰囲気も何もないだろうって思った。そこだけは幹部が強く出てくれてよかったけど、あとは死ぬまで意見できていなかったじゃないか」

ベル「私たちのすぎやまこういちに対する好感度は最悪だったということですね。今、晩年に度々ヘイトスピーチを行った罪で閻魔大王の業火刑を受けていることも、敢えて話しておきましょう」

ウリエル「一般論でもあるけれど、頑固なんだよ。死んで半年。未だに自分の考えは正しかったって全く反省しない。困ってるよホントに。まぁ、そういう故人はたくさんいるんだけどね」