運転免許の期限がやってきたので、五年ぶりに手続きと講習を受けてきました。
コロナ禍の影響か、今まで混雑で評判の悪かった、都庁内の更新センターが優良運転者限定になり、とても空いていると聞いたので、初めてこちらで更新してきました。
新宿ということで一見アクセス至便なのですが、各線の新宿駅からは徒歩で都庁まで10分以上かかります。
都営大江戸線の都庁前駅からは直結しているのですが、新宿駅から地下鉄で一駅200円も払って乗るかと言われると難しいところです。
口コミ通りとても空いていました。誰もいない、というわけではありませんが、流れ作業で進むカウンターは各2、3人待ちという感じで、1分も待たされずに視力検査から写真撮影まで終えることができました。
職員は警察の方なのでしょうか。男女ともに警官の威圧感は受けますが、まぁ普通でしょう。
ただ、殆どの職員が「研修中」の札を掲げているのが気になりました。特に手際の悪い職員はいなかったのですが。
視力検査から写真撮影までは5分で終わり、30分間の講習の会場へ。
講習は30分単位で行われているので、殆ど待たされることもありません。
5年前までは講習官が直接講義する形式だったのですが、今回は全てビデオ視聴に変わっていました。これもコロナの影響でしょうか。
前半9分間は配布される利権が絡んでいそうな交通安全協会のフルカラーのパンフレットを見ながらの講義で、後半16分間は実際のドライブレコーダーの映像による事故の映像視聴でした。
あっという間に終わりましたが、椅子が固くてお尻が痛くなりました。
面白かったのは講習を終えて新しい免許を交付する際に起こった係員の不手際です。
引換券に書かれている番号で呼ばれるのですが、それらしき番号がどこにも書かれていません。
そして係員は私を見て「あなたでしょ?」と言います。
え?呼ばれた番号どこにも書いていないんですけど?
もう一度番号をよく見ると、5桁書かれている番号の下3桁を係員は省略して言っていたようなのです。
私は良かったのですが、それに対して同席していたおばさんが
「説明してくれないとどの番号か分からないわよ!番号らしきものはいっぱい書いてあるでしょうに!」
とブチ切れてしまったのです。
ざわつく会場。
警察官らしい強面の係員は平謝りの中、改めて番号が読み上げられ講習会は終わったのでした。
面白かったです。
ゴールド免許の方は更新にお勧めの会場です。
都庁に行くのは今回が初めてではありませんが、警備がとても厳重になっているのには驚きました。
まぁ一歩外に出れば、ホームレスの方が寝泊まりしている場所ですからね。
東側の歌舞伎町エリアに比べると、西側の高層オフィス街は洗練されて治安もいい感じがしますが。
コロナ禍になって、新宿では一時期は殆ど見なくなっていたホームレスの方が増えました。
恵んでくださいと言うのでしょうか。目の前に小銭を入れるようなトレイを置かれているのですが、中はからっぽでした。
日本人はそういうところに冷たいですからね。それを見てうーんと考え込んでしまいました。
日本は本当はアメリカ以上に自己責任の国民性なのかもしれない。と。