ベル「改めて、箱根は私が台風19号で48時間で1000ミリという記録的な雨を降らせて箱根登山鉄道を寸断したことから分かるように、私は水神です。龍神は雷神、風神、水神と3つの属性に分けられます。レオンは雷神、風神にはドラゴンクエストⅣのブライ(無頼)がいます。容赦なく吹き付ける風を『無頼の風』っていうでしょう?だからゲームでの名前がブライだったんですね。ゲーム通り、私の父クリフトと母アリーナの従者で、かなり年がいっているベテランの風神なんですよ」

エマ「ここに撮った本、内容をよく覚えていない。適当に新着図書コーナーからかっさらうとこうなっちゃうんだよね」

ベル「タダより高いものはない。ですね」

エマ「ちくま新書の新刊だ。よく書けた評伝だと思った。彼にはあまり興味はなかったけれど、彼の生涯をたどることで徳川家康の人間性が垣間見えたのが興味深かった」

ベル「私たちの仲間たちは、あまり徳川家康が好きではないですよね」

エマ「というか私、日光東照宮に行くと、いつも体調悪くするんだよ。徳川系とは相性が悪いんだなと痛感した。本当に。もう東照宮には行かないかな」

ベル「確かに証言集なのですが、どうも皆さん歯切れが悪いですよね。こういう事態になっても原発利権を手放せないのでしょうか」

エマ「福島の人を『フクシマ』と言って差別するのには大反対だけど、一番被害を蒙った、そして蒙り続けている福島の人が沈黙を続けているのはいかがなものかと」

ベル「原発従事者を呼び込まないと経済が回らない部分は確かにありましたけど、事態の深刻さの割に沈黙しすぎだというのには同感です」

エマ「トリチウムについてはどう思う?僕は原発の敷地内にドラム缶が大量に並んでいる姿がグロテスクで早く片付けた方がいいと思うんだけど」

ベル「あくまで私の見解ですが、政府案よりも緩い方法、つまり全く薄めずにそのままトリチウムを流しても、健康被害は全く出ません。地元の人が風評被害を気にするのは分かりますが、お隣で海も離れた韓国が文句を言ってくるのは筋違いだと思います」

ベル「とにかく日本人は10年前の原発事故の教訓、反省を何も得ていませんよね。アジア太平洋戦争にしても、コロナ敗戦にしても、責任をうやむやにする国民性なのは、箱根からずっと日本人を見ていて、承知の上ですが」

エマ「ヨーロッパを中心とした冷戦時代について詳述された良書だった。特に西ドイツと東ドイツの趨勢についてよくわかった」

ベル「冷戦時代、完全に世界の覇権はアメリカにあり、アメリカVSロシアの構造だったわけですが、ヨーロッパはヨーロッパで西欧と東欧で駆け引きがあったのですね」

エマ「冷戦が終わって民主化されたはずの東欧で、軒並み権威主義的な指導者・体制が強固になっている揺り戻しは気になるところだけどね」

ベル「池上さんがリサーチ不足で解説したハンガリーとかですよね。ポピュリズムも関わっているので、民主化の正当な結末、とも言えるのではないかと」

エマ「おお、僕にはそういう視点はなかったよ。ベルの知見はいつも深くて参考になるなぁ」

ベル「私もこうして同じ知性レベルのおじいさまと語り合えて本当に楽しいんですよ。雑談を含めて、読者の参考になることを見越してお話しているので、そこは委ねてくださいね」

エマ「12年ぶりに改訂されていたからわくわくして読んだら、どこが改訂されてるかも分からなかった。第5版をきちんと読まなかったということですね~」

ベル「でもおじいさまは、同じ出版社の『入門経済学』を読んで一般教養の経済学を一生懸命勉強されていたじゃないですか」

エマ「懐かしい。あれが大学の勉強の原点だったな」

エマ「『小泉新自由主義改革のブレーン』と言われて評判の悪い八田達夫先生に教わったんだけど、人間味溢れる楽しい先生だったよ。八田先生を批判する人は好きになれないなぁ」

レオン(宇沢弘文)「僕も主義主張は違っても、八田先生の人間性は好きだよ」

 

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